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スカイ・イクリプス―Sky Eclipse

2009年02月25日 07:55

何故、神様は現れない?
今こそ、チャンスではないか。
そんなことを考えたのは、ずっと昔のこと、まだ小さかったときのこと。一度でも、目の前に現れてくれたら、信じただろう。自分のためではなく、神のために戦うことだって、たぶんできたはず。
そして、
きっと、今となにも変わらないだろう。


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『スカイ・クロラ』シリーズの番外編です。おそらく、シリーズの他の作品を読んでからではないと、意味が薄い本ではないかと思います。お話自体より、「お、この登場人物が」「あ、あの話がこんなところで」ってところに面白さを見出していました。他のを読まずに、この本を手にとっていないので断言はできませんが、やっぱりこのシリーズは出た順番に手に取るべきかな、と。

短編集です。それぞれのお話はシリーズの雰囲気は保ったまま、シリーズの登場人物に関するストーリーを補完している。
たとえば、一話目はシリーズを通した主人公であるクサナギと、整備士のササクラのお話。シリアスな雰囲気の少ない、良い導入になっている。

短編を全部並べて見えるのは、そんな読み方が正しいのかわからないけど、時間の変化みたいなもの。シリーズの本編は、巡り巡って変わらない、そんな風に読めたのに。この短編でも「変わらない」って言葉は頻出なのに。
永遠の子供キルドレの一点に尖った様子に対比させて言うと、鈍磨とか風化とかそんなものが読めた。それが、全然悪くないんですよね。

で、補完されたストーリーをどう読むかについて。それに関しては、この本のレビューを検索してたら、凄いブログみっけた。
スカイ・イクリプス - いっせーのレビュークラブ - Yahoo!ブログ
この短編集を読んで、シリーズ全体を再構成しなおしている。読み始めて後悔しました。これを読む前に自分で全部読み返したかったな…。
とにかく、凄く書き込まれてます。しっかり読み直してみたい人には、オススメできないほど(笑)
世の中にはこれくらいちゃんと本を読む人がゴロゴロいるんだろうな、と反省しつつ、自分でもはじめから読みなおしてみたいな、と思っています。

評価は★★★★☆(星4つ)

ところで、短編集の感想の書き方に困るのは僕だけでしょうか?
あらすじも書きにくいし、感想も…
能力の低さの言い訳なんですけどね(苦笑)
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カクレカラクリ

2008年08月15日 10:31

「たとえばの話だけれど、百二十年に一度だけ、実をつける樹があって、その実が落ちたら、スイッチが入るとか……」
「無理だよ、そんなのぉ」


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このブログで比較的よく見かける森博嗣さんの本です。
アマゾンを見たところ「コカ・コーラ」の記念企画?とか書いてあった。
ドラマ化されてたのか…
全然知らなかったけど、まあいいや。

近頃、質が落ちてんじゃないかとか言いながら、やっぱり森さんの本を買っているわけです。
本当に惰性だけで生きている自分に愛想がつき…
でも、この本に関しては近頃買った森っちブックでは面白かった方なので、今回は僕の退廃的な生き方も見逃してあげようかなと思っている。

古びたものが好きな二人組みがおりまして。
廃墟なんかをめぐるわけです。
そんな彼らが偶然訪れたといいますか、ちょっと強引に押しかけたのが鈴鳴という田舎な雰囲気に満ちた村。
その村には『隠れ絡繰り』の言い伝えが。
言い伝えでは、たまたま彼らが訪れた年、120年の眠りから覚めて絡繰りが動き出すのだそうです。
天才絡繰り職人が120年前に仕掛けた絡繰り。
存在すら不確かなものだけど、「一緒に、お宝とか出てくんじゃね?」みたいなことを信じている人もいたりして。

待ってたら出てくるかもしれないけど、120年も経ってたんじゃ壊れてるかもしれない。
そんなわけで、隠れ絡繰りを探すことになる。
隠れ絡繰りは存在するのか、あるならどこで眠っているのか。
平和なミステリーですな。

やっぱり謎の部分は手抜きなんですよ。
「暗号」ってジャンルじゃないかと思うんですが。
下らない。
「頭の体操」で同じものを見たことがある。
あの5分1問の世界の問題。
あれはあれで魅力的だと思うんですが、酷いなと思うのは、それを何一つひねらずに使ったところ。
しかも、300ページくらいの本の中に解かれるべき謎はそれ一つだけなのです。
2ページの問題ががその他の要素があるとは言え、300ページ。

うん、マシとは言え、やっぱり酷い本かも。

ただ、今回のはお話がちょっと面白かったかな。
近頃の「森さんはわざと読者を白けさせようとしてんじゃないか」とか「こんなん買う奴、アホちゃうか?とか思いながら書いてるのでは」とか思ってしまうような本とは若干違った様子。
少しは配慮が見られるというか、やっつけ感を隠してあるというか。
それに、若さとか青春とかを前面に出しているのだとすると、謎の単純さも分からなくもない。
こんなちっぽけな謎に必死に取り組む様子が書きたかったという評価もできるから。
そして、それはそんなに悪くない。
「コカ・コーラ」の記念企画のお陰かもしれない。

僕の評価は★★★☆☆(星3つ)

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タカイ×タカイ

2008年02月11日 06:17

そんなこといったら、犯人がしたことの中で一番不自然で理由にならないのは、殺人を犯したことですよ。

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またしても、森さんの本を読んでガッカリしてしまった。
ここまで来たら、わざわざ読んでしまう僕が悪いことは間違いなさそうだ。

今回の事件は、主要登場人物である真鍋が、登校している時に起こる。
マジシャンの家に15メートルほどのポールが立っていて、そのてっぺんで人が死んでいたのだ。

…もう既に何か嫌な予感がする。
その予感は完全に的中するんだけどね(笑)

大して不思議でない、上記のような状況に、さらにどうでもいい解決がつく。
誰がやったのかという問題に関しても、凄いどうでもいい。
なぜか登場人物たちが、無駄に思わせぶりな話をして、まるでお話が複雑であるかのような雰囲気を出そうとして、失敗。

ああ、タカイタカイ(意味なし)

僕の評価は★★☆☆☆(星2つ)
次の本では、森さんの本に星ひとつをつけちゃうかもな…
…って次も読む予定なのが、痛い。
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