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新参者

2010年01月03日 08:19

なぜ日本橋にやってきたのかも不明です。この街にとっては謎の新参者というわけだ

新参者新参者

講談社 2009-09-18
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かなり話題になってましたね。『このミステリーがすごい!2010』でも1位だったようですし。偶然この時期に読んでいたお陰で、2010年の一冊目を何にするか悩まずに済みました。ラッキーです。

講談社の特集ページでは東野さんの短いメッセージなんかも読めるみたいですね。
講談社 BOOK倶楽部:新参者

最後のドミノを倒したときの達成感は、作家として初めて味わうものだった。


東野さんがドミノで例えているように、この本は連作短編になっている。読者は、きれいに倒れていくドミノの一部をところどころアップで見ていくことになる。いろんなところできれいな模様ができて、東野さんが達成感を味わった、気持ちのいい絵柄が浮かび上がる。

加賀恭一郎って刑事の本はシリーズなんですかね?何となく読んだことある気もしますが、有名な主人公のようです。ある女性が被害者の殺人事件を、所轄の刑事という立場で捜査するのですが、一つ一つの着地点は微妙に事件の捜査からズレているように見えます。
それに対して話の中で登場人物から疑問を投げかけられるんですが、それに応えて曰く、

捜査もしていますよ、もちろん。でも、刑事の仕事はそれだけじゃない。事件によって心が傷つけられた人がいるなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探しだすのも、刑事の役目です


丁寧に刑事の役目を果たしていき、もちろん、「皆が幸せに」とは行かないけれど、一番上手くまとまる形で事件が解決する。

ちょっとお話が薄いと思いました。今回は、この形式と人形町の雰囲気を見せたかった、ということだろうけど、「東野さんのお話は重い」という印象だったので意外だった。もちろん、薄い方が好みなので、満足度としてはプラスだけども。
ファンの人は、東野さんのお話に対して、どんな印象を持ってるんだろう?僕が間違ってるのかな…?

僕の東野作品への印象はさておき、上手いお話も、優しいお話も、薄めのお話も好きなので、この本に関してはかなり満足できました。
★★★★★(星5つ)
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容疑者Xの献身

2008年08月25日 17:00

あの母娘を助けるのは、石神としては当然のことだった。彼女たちがいなければ、今の自分もないのだ。身代わりになるわけではない。これは恩返しだと考えていた。彼女たちは身に何の覚えもないだろう。それでいい。人は時に、健気に生きているだけで、誰かを救っていることがある。

容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)容疑者Xの献身 (文春文庫 ひ 13-7)
東野 圭吾

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これは面白かった。
この一冊で十分東野さんを好きになれる。

ある母娘が昔の父親を殺してしまう。
途方に暮れている時、隣の部屋に住む男(石神)が訪ねてきて「手伝いましょう」と言い出した。
あれよあれよと言う間に、石神が全てを処理してくれる。
警察の追及も何だか的外れなような…。
ところが、そこにこのシリーズの探偵役の湯川が絡んでくる。
石神と湯川は古い友人で…。

このシリーズは昔一冊読んだことがある。
きっかけは「容疑者Xの献身」に面白そうな宣伝がついていたことだった。
面白そうだったんだけど、その時はまだハードカバーしかなかった。
仕方なくその時文庫だった奴を適当に選んで読んでみた。
「探偵ガリレオ」これがすんごい自分に合わなかった。
一発ネタというか…。
考える問題というより、知識を問う問題。
その一発ネタのために、とりあえずついてくるお話。
そんな感じがしてつまらなかった。

もう二度とこのシリーズは読むまいぞ、と思ってたけど、天邪鬼の僕には映画の予告がまたしても面白そうに見えて。
で、今回に至る。
グッジョブ、映画の営業。
完全に満足しました。

「ああ、なるほど」と思ってしまうような良い塩梅の謎。
それに負けないお話。
ひどく単純な反応だけど、お話には感動した。
帯にあるようなチープな言葉を思わず並べたくなるような。
またちょっと東野さんの本を漁ってみようかと思うような。

評価は★★★★★(星5つ)

関連記事は長編でオチがきれいなのをピックアップ。
仮面山荘殺人事件
オーデュボンの祈り
木曜組曲
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仮面山荘殺人事件

2006年12月26日 23:10

「さて、これでようやく役者が揃ったな」


仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)仮面山荘殺人事件 (講談社文庫)
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今回は引用が上手くいったと自画自賛(笑)

東野さんの作品。
言わずと知れた人気作家ですね。
僕としては、東野さんの人気の本をあまり読んでいない、というか下らない本を幾冊か読んでしまったせいで、あまり印象がよくなかったりする。
昔読んだ「同級生」とか「放課後」は面白かったような気はするんだけど、記憶はあいまい。
でも、この本は面白かった。

お話は、一人称の男(高之)のフィアンセ(朋美)が亡くなるところから始まる。
不幸のどん底にいた朋美が高之と出会い、結婚することになり、やっと幸せになれるだろうか、というところで突然死ぬ。

朋美の死後、関係者たち(親、兄弟、親戚)がある山荘に集まる。
その山荘に銀行強盗が侵入してきて…
朋美の死の真相に近づき…そして遠のき…
招待された関係者の一人が死ぬ。
その犯人は…?
朋美の死の真相は…?

面白そうな設定でないだろうか?
実際、ちょっとドキドキして読めた。
オチも確かに新しいと感じた。
新しかったんだけど、少しばかりチープかも、と思ったりもする。
余韻をじっくり楽しむのはちょっと難しい。
ちょっと雰囲気が重めのお話なので、この軽さはミスマッチ?

僕評価は★★★★☆(星4つ)

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扉は閉ざされたまま
木曜組曲
オーデュボンの祈り
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