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新世界より

2009年09月22日 22:56

そして、能力者側の反攻で形勢は逆転し、地球上のすべての政府は事実上瓦解しました。ここにおいて、現在の史書には載っていない文明、すなわち先史文明は完全にリセットされました。

新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)

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読む速度が極めて遅いので、睡眠時間を削った量が間接的に本の面白さを評価する指標になります。寝ないといけない時間になっても区切りがつかず、先が気になって…。そして、950ページ…(苦笑)
読むのにかけた2週間のうち、数日はほぼ徹夜に近い状態でした。その意味でもこの本は良い評価。

呪力が当然のものとして全ての人に備わっている未来の話。呪力とは念動力のこと。無尽蔵のエネルギーをすべての人が持っている世界で、ルールからはみ出しがちな子供たちのお話。教育・倫理という言葉が強調されている世界で、それに少し逆らうと見えてくる世界の歪さ。

道を少し逸れた瞬間あふれている死の恐怖に、さらに不信感は募り、最終的には取り返しのつかない事態が…

次々に起こるイベントに先が気になる作り方。細部まで作りこまれているので、こんだけ長いのにあまりダラダラしているような気はしない。読後に振り返ってみて、何にあんなにページを割いたんだろう?と思うような『薄さ』が、ある意味娯楽小説としては良いのだと思う。

だけど、貴志さんの文章は、触れているだけで気持ちいいというような文章ではないので、やっぱり短ければ短いに越したことはなかったな、と思う。正直、新しいもの読んだって気分もない。想像力豊かだな、とは感じるが、想像力が向かっている先は、あくまで細部で、お話の筋自体がズバ抜けている訳ではないと思う。不必要な部分もあっただろう。

逆に、最も重要な呪力のルール、それに付随する世界のルールに関する作りが不十分に感じて、読書の気分が阻害されたこともあった。細部の重みに対して、お話自体が十分しっかりしているかは疑問も残る。

読んでる最中は面白かったのに、読後に思い出してみると、不満も多かったみたい。やっぱり、僕にとって長過ぎたんだろう。
評価は★★★★☆(星4つ)
何にしろ、貴志さんの本で短いのがあったら読んでみようかと思います。
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