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くちぶえ番長

2007年08月04日 21:35

「川村真琴です。わたしの夢は、この学校の番長になることです」

くちぶえ番長 (新潮文庫)くちぶえ番長 (新潮文庫)
重松 清

新潮社 2007-06
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重松さんの本は、たぶん、はじめてだ。
借りて読んでみたんだけど、面白かった。

マコトという女の子についてのお話。語り手のツヨシは現在は大人で、作家になっている。
マコトの消息が分かればいいな。そんな設定で、マコトの話を、少年時代のツヨシの目線から語っていく。

マコトは、小学校4年生の時にツヨシたちの町に突然現れ、そしてその1年後去っていく。一輪車とくちぶえが得意で、頭をちょんまげみたく結んでいて、正義感が強くて、ケンカも強くて、体育が得意で、ちょっと大人で、そして何より真っ直ぐな女の子だった。

彼女がクラスにとけこみ、みんなに好かれていく過程や、彼女に関わる子(特にツヨシ)が少しずつ変わっていく辺り、そして悪者達をやっつけるパートはとても爽快だった。その反面、マコトには早くに父親を亡くした寂しい部分もあり、それが見られる場所ではとても切なくなった。

とても感情が動かされる良いお話だったと思う。こういう本が面白いと感じる辺り、自分は単純なんだな、と思う。単純に本を楽しめる分、お得なのかもしれないけれど。

ただ、大人の作家として現れるツヨシのパートが、やたらと不純に感じるんです。
興ざめだったなぁ。
純粋な子供を装って書いてますよ、って感じが出てしまってると思った。

元々、子供向けの本を目標として書いた本だと思うんです。子供に「正しいことって何か?」って教えたかったんだろうな、って。もし、それが見透かされないようにできてたら、本当に子供向けの本になれただろう。
でも、そこに大人の作者が嫌な感じで介入していて、結局、子供向けっぽい純粋な雰囲気が好きな、大人向けの本になり下がってしまっている。
…なり下がってるは言いすぎかな。
なり上がってるかもしれないわけだし…。

というわけで、ダメな大人になりかけの僕の評価は★★★★☆(星4つ)
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