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日本でいちばん小さな出版社

2007年05月15日 21:11

知識も経験もコネもないのに、ある日とつぜん出版社になってしまった。奇跡的に大手取次の口座もとれた。といっても社員は一人だけ。おそらく日本でいちばん小さな出版社である。

日本でいちばん小さな出版社日本でいちばん小さな出版社
佃 由美子

晶文社 2007-04
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というわけで、『アニカ』という出版社の佃さんが書いた本を読んだ。出版社をノリで作ってしまい、けっこう簡単に大手取次の口座をゲットし、その後悪戦苦闘し本を出版していく、という話。面白かった。

出版社について知ろうと思って読んでもなかなか面白い情報で溢れているが、それよりもお話自体が面白い。

ノリで出版社を作り、勢いで一冊目の本を出し、そして大量の返品に悩まされる。そのボロボロになって帰ってきた本を一冊ずつ消しゴムで綺麗にしてみたりする。そして、少しずつ仕事のコツを作りながら、半年に一冊のペースでゆっくり本を出していく。あくまで前向きに、そして楽しそうに仕事をしている感じが、良かった。
簡単に言えば癒される。ぶっちゃけちゃってる文章も僕はいいなぁと思った。

…というわけで、今日はもう書くことがないかも。面白かったのは楽しそうな文章そのもので、内容を解説するようなものでもないような気もするし。特にダラダラ書けることもないや。

僕の評価は★★★★★(星5つ)
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出版をめぐる冒険

2007年04月18日 23:42

出版をめぐる冒険―利益を生みだす「仕掛け」と「しくみ」全解剖出版をめぐる冒険―利益を生みだす「仕掛け」と「しくみ」全解剖
長岡 義幸

アーク出版 2004-06
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"産業としての出版"には斜陽感が漂っているかのようだ。


近頃よく読んでいる出版に関する本。
この本も知り合いに借りて読んでみた。
これがまた面白い。

引用のように、出版業界は近頃下降気味なようだ。
販売額はピーク時から比べて17%の下落。
十年前の水準に落ちてしまったらしい。
販売部数で見るとさらに酷く、22%もの下落をしているという。

この本ではこのような状況の中、しっかり利益を出して頑張っている出版社と、その出版社の手法について書かれている。
13社の出版社について、その成功の裏側がけっこうガッツリと書かれている。
けっこうワクワクする内容。
タイトルに『冒険』という言葉が入っているのはとても上手いと思う。

例を挙げてみよう。
大創出版という出版社がある。
100円ショップのダイソーと同じ大創産業の大創。
「定価100円で出版は成り立つか」に挑んだ業界キラーのマスプロ・マスセールス戦略。
とか書いてある。

普通、出版するときは"取次"というところを通して全国の本屋に本が配られる。
それにはもちろん手数料がかかる(しかも、この本を読んで分かったのだが、この取次って奴がまた難物で…まあ、それは今はどうでもいいか)
大創出版はダイソーという元々もっていた店舗に本を並べることで、取次を経由しない出版を実現。
それだけでも、十分凄いが、最終的な定価を100円にしてしまったという。
本の内容がしょぼいんじゃないの?とか思うところだが、内容にも手を抜かないということらしい。
実際、売れ行きが凄いらしく、質も凄いのだろうなと思うのに十分なほど売れている。

…と、まあ、こんな感じで元気な出版社の元気なところ、そしてその理由なんかが次々書いてある。
とても面白かった。
それぞれの出版社の話の中で登場する本たちも魅力的に見えたり。

僕の評価は★★★★☆(星4つ)
5つと迷うところだけど、出し惜しみ。
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ザ・エージェント

2007年03月29日 03:08

ザ・エージェントザ・エージェント
鬼塚 忠

ランダムハウス講談社 2005-02-26
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至極簡単に言えば、作家のエージェントとは、作家を育てる仕事だ。
まず才能を見込んだ作家と契約を結ぶ。そして、その作家が出版社その他のメディアと仕事をする際の窓口になるのである。



近頃、出版がらみの本を読んでいる。
これも本当に面白い本だった。
この本は作家のエージェントという普段あまり聞かないような仕事をしている鬼塚さんの本。
エージェントというのがどのような仕事か、そして彼がどれだけの情熱を持ってその仕事をなしているかがわかる。
良書だ。

エージェントというのがどのような仕事か、ということがまず語られる。
才能のある作家を発掘し育てていく。そして、良い著書ができたら、それを出版できるようにする。
なかなか面白そうな仕事だ。

そして今まで出してきたベストセラー作品の誕生話などを交えながら、どのように本を選び、どのように世に出していくかということが書いてある。
この本で一番面白いのはここだ。
ここに載っている本を片っ端から読んでみたくなるくらいに面白かった。
エージェントという仕事の説明の章は若干まどろっこしく感じる部分もあったが、この章はどの内容も興味深かった。

次に、彼自身が作家のエージェントを始めた経緯が語られ、最後に作家になるためにはどうしたらいいか、ということが書かれている。
「どうしたら作家になれるか」という章なんか、とても妥当なことが書いてあるように感じるが、その情熱的な語り方などのお陰で説得力が違う。

いい本だったなぁ、と思う。
作家になりたかったり、出版に携わりたかったりする人は是非読んでみるといいんじゃないかな?と思う。

書き方は、作家みたいに書こうとしてか、少しうるさい表現がある。
しかし、それも読む人の好みによるのかもしれない。
僕が採点するなら大減点だ。
「この人、若干鼻持ちならない人かもしれない」という印象が、このせっかくの良いネタを不当に貶めている気がして残念なのだ。

僕の全体的な評価は★★★★☆(星4つ)
減点しちゃった♪

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