本の山。

読んだ本についてレビューします。その本のアマゾンのレビューを読んで、文句をつけたりして、自己満足に浸ります。

 
MaThyという名前で、記事を書かせてもらっています。
東京にある大学の大学院2年生です。

自分の読書の浅さに嫌気がさし、それを改善すべくブログを始めました。
2006年5月のことです。
何か書くことにしたら、もっと深く読むようになるだろうと思いまして。
残念ながら、現在も読み方は非常に浅く、改善中です。

基本は本が大好きです。
日本語の使い方がきれいだな、と思えるものが特に好きなようです。
「ああ、こういう表現もあるんだ」と思えると、満足します。

読む本のジャンルは、いろいろです。
が、常日頃、専門書や英語の論文を読むことが多いので、軽い本に逃げる傾向があるようです。

軽い本に逃げているにもかかわらず、正確に文章を読みとれているのか怪しいことも頻繁にあります。
お気づきの方はコメント欄などでご指摘いただければうれしいです。

オススメの作家は西澤保彦さんと野矢茂樹さんです。
この二人の本はとても面白く、文章もとてもきれいなのですが、僕がブログに載せている作家さんの中では、あまり有名ではない気がしまして、オススメしてみました。
西澤さんはミステリ作家で、野矢さんは哲学の本を書かれています。

オススメの本の記事はそれぞれ七回死んだ男無限論の教室です。
もし気が向いたら読んでみてください。

このブログではアマゾンのレビューに対してレビューをつけています。
いろいろな情報で、役に立たないこのブログの価値を水増ししているわけです。
アマゾンのレビューに対しては、感じの悪い発言をしていることが多いので、「続き」リンクのむこうに隠しています。
開かれる際は、ご自身が十分寛大な心をお持ちであることを確認の上、「続き」リンクをクリックして下さい。

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MaThyは他にも下らないテキストをウェブ上にばらまいています。
もしご興味ありましたら、そちらもご覧下さい。

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『はじめて考えるときのように〜「わかる」ための哲学的道案内〜』
野矢茂樹 文/植田真 絵

この本は「考える」ことについて考えるとてもやさしい哲学の本である。
内容は、まずは考えるってどういうことか?というお話から始まり、問いの話、論理的に考える話、言葉の話、境界の話、そして自分の頭の中で考える話と、ゆっくりお話が進められていく。
ざっくりまとめると、『考える』ってこんな時のこんな感じで、こういう風にするもんなんじゃない?って感じのことを言っている本だと思う。違うかもしれないけど。

この本に対する一番初めの感想は『面白かった』である。そして、きれいだとも思った。
野矢さんがとても大切にしてきたことがとてもよくうかがえる作りであった。

どこから誉めてみようか?
じゃあ、本それ自体からいってみよう。
この本は、パラパラめくってみるだけで分かるがとても『人に優しい』のである。字の色、字の間隔、そして植田さんの絵。何をとっても優しさが伝わってくる。

内容もとても優しい。易しいのではない。優しいのだ。
お話の進め方、一つ一つの例、問題、そして結論。何かしら、壊してはダメなものが野矢さんの中にあったのかもしれない。僕は、それが人の『考える』ということに対する可能性のような気がする。
文字にしてきっちり論じてしまうことで、無限の広がりがあるはずの世界を硬い枠で覆ってしまうことは、この本では絶対してはいけないことだったと思うのである。

内容は優しいのに、いやむしろだからこそ、難しい本であると思う。
ここに書いてあることは理解できる。でも、きっとそれでも何かが残る。何か解決しなければならないことがあるような、そんな気持ちが残る。突きつけられなかった分、ちょっとタチの悪い難易度である。

僕の心もとない予想では、どんなに優しくても『考える』ということに対してかけられた覆いが、意外と重いのではないか?ということである。これを読み終わった後も、考えるというのがどういうことか?という疑問が僕の中で消えないのだ。

気に入ったことがあるのでそこだけ書き留めておこう。どうせ一生忘れないけど。
僕がとても気分が良かったのは「論理は考えないためにある」という文である。簡単に言うと、論理とはとても強力な考えるための道具だ、ということだと思う。少し適当に言い過ぎたかもしれないけれど、こういう理解しかできなかったのだ。仕方ない。
とにかく、何だかとても希望に満ちている気がしたのである。実は、頭の働きとかってもっとすごいんじゃね?みたいな感じだ。
この可能性自体は本を通して感じることができたが、何だかやっぱり目から鱗というか、まあ、僕もミーハーだってことなんだろう。

とりあえず、野矢さんの書く本は日本語がとても素晴らしい。時間つぶしで読むのはもったいないかもしれないが、そういうつもりで読んでも、実はストレスなく読めるのだろう。そして、すっきりさせつつ、何かを残していく。いつものパターンだ。

アマゾンのレビューのリンクだけはっておこう。
やっぱりそこそこ評価はいいようだ。

ちなみに僕も★★★★★(星5つ)

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