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蒲公英草紙

2006年06月27日 12:22

蒲公英草紙―常野物語 蒲公英草紙―常野物語
恩田 陸 (2005/06)
集英社


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「よくやったな、聡子。お父様は、聡子を誇りに思うぞ。本当に、よくやった。それでこそ、槙村の娘ぞ。お父様は、立派な仕事をした聡子を笑って出迎えるぞ」


『常野』と呼ばれる不思議な力を持った人たちのお話。

20世紀のはじめ、地方の名家槙村家にいた聡子という女の子のお話。

心臓が悪く、ずっと病弱だった聡子と峰子(この本の一人称)を中心にお話がが展開していきます。

槙村家に集まる、少し変わった人たちの心温まる話、またその人たちのこれまでの苦悩の話。

そして、そのお話の末、事件が起こります。
豪雨で、村が流されかけるのです。


切ないお話でした。

いいお話だ、と思いました。


最後が何のために書かれているか分からなかった僕にとっては、歯切れの悪い終わり方に思えましたが、それは見なかったことにしてしまいました。


★★★★☆(星4つ)


アマゾンのレビュー
は何だかよく分からなかった。まあ、平均すると星4つみたいなので、面白かったという評価なのだろう。

いいお話だったけど、とか、この部分は必要ない、こうして欲しかった、という意見が多い。
僕が小説に関するレビューを書くときに、最も書きたくない言葉たちだ。これを書く人たちは正直ものじゃないと思う。
というわけで、このレビューは思ったまま書かれているかという点に疑問が残る。つまり、レビューを書こうと思って、文章を作ったのではないか、という気がする。

むろん、僕の思い込みの可能性が高い。

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理科系の作文技術

2006年06月23日 21:11

日本の学校で文章あるいは作文技術を教えるのは作文あるいは綴り方という課目だろうが、作文教育は仕事の文書の文章を書く基礎教育として役立っているだろうか?

理科系の作文技術 理科系の作文技術
木下 是雄 (1981/01)
中央公論新社


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何か文章を書いて、相手に伝えることは難しいと思う。難しいと感じたら、この本を読むといいと思う。
「理科系の」とか「仕事の」とか書いてあるが、どんな用途の文章であれ、この本に書いてあることが基本であると思う。

これを読めば、文章が書けるようになる、とは言わない。そのいい例が僕の文章だからだ。だが、これを読めば、文章というもの、または文章を書くことについての考え方が変わると思う。何かを書くならこの本から始めるといいと確信している。

内容は、情報の選別の仕方、文章の区切り方、流れ、見た目、事実と意見、書くための姿勢、書くのが上手くなるための方法、などが書いてある。ここに書いてあるようなことに気をつかいながら、文章を書くのは当然だと思うかもしれない。だが、たぶん当然と思った人ほどできていない。

アメリカではレトリックという授業があり、小さい頃から、文章を書く方法を教えられる。だが、日本では書かされるだけで、書き方は習っていない。だから、認識が甘いのだと思う。

僕はこの本を読んで文章を書く方法がここまで緻密に研究されていることにとても驚いた。そのことについて知るだけでも楽しいのではないか、と思うのである。

僕の評価は★★★★★(星5つ)
とても、満足でした。
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なつこ、孤島に囚われ。

2006年06月20日 00:25

なつこ、孤島に囚われ。 なつこ、孤島に囚われ。
西澤 保彦 (2000/10)
祥伝社
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目が覚めると、そこはバラダイスでございました。


ある日目覚めたら、突然孤島に一人でいる主人公ナツコ。そこからお話は始まる。

隣の島には男が一人で過ごしている。
その隣の島に警察がワラワラ訪れて・・・


僕がはずさない作家の一人。西澤保彦さんの本。

この人は毎回やりすぎる。超常現象が起こりまくる、とか言うと、絶対読まない人もいるだろう。

だが、お話自体は面白く、そして、凝っている。この凝り方は尋常じゃない。

むしろ、やりすぎるから凝れるんだろう。


ここまで言っておいて何だか言いづらいが、この本では超常現象の類はちっとも起きない。
それだけではないが、僕としてはこの本はこれまでの西澤さんの本の中で一番ハズレに近かった。

それでも、しっかりやりすぎて、しっかり凝っていたので少し救われたような気もする。

でも、そのやりすぎ方もいつもと違うような・・・。

まあ、でも他のハズレの本を読むよりは、まだまだ満足できる本だと思う。

今度はもっと面白かった、西澤さんの本について、書こうと思う。


僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
西澤さんの本だから、というのは重要だと思う。他の人が書いていたら、同じ本でも星が減るだろう(笑)

アマゾンのレビュー
はこんな感じ。好評だ。たぶん西澤さんが好きな人ばかりなのだろう。
こっちのレビューを読む方が、僕のレビューよりは役に立つのは間違いなさそうだ。残念。

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