これは、私が古い革のトランクを取り戻すまでの物語である。またまた恩田さんの作品だ。とりあえず、この人の作品をずっと読んでいる。
面白い。
上の引用の一文から始まる。
何だか不思議の国のアリスっぽい雰囲気の出だしな気がした。すっごく不思議なお話が始まるんじゃないか。そんな気がした。
でも、期待は裏切られる。
ある金持ちの子どもばかりが入れる何だかわけありの学校での生活が理瀬を中心に描かれている。
主人公の理瀬には記憶が一部ない。
思わせぶりな校長、学校の中で行方不明になった麗子、ルームメイトの憂理、無愛想だがいつも助けてくれる黎二、優秀すぎる聖、そしてなぞの美青年ヨハン。
この学校は何なのか?校長の子ども?っていうか、みんな何もの?麗子はどこに消えた?そして、理瀬って何?
全ての疑問に答えが見つかるのか?
いつも通り、魅力的な核のお話に、他の魅力的なお話が、これでもか、というくらい絡んでくる。
恩田さんはお話が尽きてしまわないのだろうか?
異常なサービス精神だと思う。
オチに向かう辺りが何だか、すごかったが、それはそれでアリな気がした。
はじめの予想は裏切られたわけだが、そんなの関係ないくらいの満足度だったと思う。
僕の評価は★★★★☆(星4つ)
アマゾンのレビュー
はこんな感じ。
最後のオチの部分で賛否両論あるようだ。
また、学園ものという分野があるらしくその分野が好きな人には受けるらしい。
どちらかというとあまり面白くないと判断した人たちは新しいレビューの方で現れるようだ。
つまり、恩田さんが好きでしょうがない人たちは、真っ先に読んで、やっぱり感動して、勢いに任せて誉めちぎる。そういう構造だろう。
僕は、恩田さんの人気は当然だと思う。この人の小説はすごいよ、絶対。
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