「セリヌンティウス。『走れメロス』に出てくる、メロスの親友の名前だ」いやぁ、相当更新をサボってしまった。
その間、一体何冊の本を読んだか最早分からない。
一つずつでもまとめていこう。
この本は僕が読んだ石持さんの本の二つ目。
前の本は
「扉は閉ざされたまま」だった。
あれが面白かったので、ネタに詰まった僕はこれを買ってきた。
うん。やっぱりそこそこ楽しい。
登場人物は趣味でスキューバーダイビングをする仲間たち。
昔、嵐の海に投げ出され、そこをみんなで生き抜いた。
それ以来、年齢・性別を超えた深い仲間になったという。
ある時、彼らが潜りにいって、帰りに飲み、朝起きてみると、仲間のうちの一人が死んでいた。
彼女の死は自殺として処理される。
その点には、みんな納得する。
この本で扱われる謎は「彼女はただ自殺したのか?」という点。
彼女は青酸カリの粉末を飲んで自殺した。
彼女が青酸カリの粉末が入ったビンを閉めずに放置したら、舞いあがった粉末が寝ている残りの仲間達を襲ったかもしれない。
彼女はそんなことを考えずに安易に自殺をしたのか?
それに彼らは『否』と答えを出す。
彼女がその可能性を考えなかったわけがない。という結論。
じゃあ、どうやってその恐れを取り除いたか?
仲間がいたのか…?
酒を飲みながら議論が続く。
同じところをいったりきたりの議論。
答えが出るのか?
仲間はいたのか?
そして、彼女の自殺の意味は?
なかなか新しい設定だと思う。
でも、議論部分がダラダラだった気もする。
謎自体の魅力も微妙かも。
人によっては「それがどうした?」とツッコんで終わりになりそうだ。
オチはそこそこだと思うんだけど…。
石持さんの本はまだ二冊しか読んでないが、何となくコースが分かった気もする。
僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
薄いし暇つぶしなら良。タイトルも嫌いじゃない。