スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

水の迷宮

2007年01月26日 05:07

水の迷宮 水の迷宮
石持 浅海 (2004/10/20)
光文社


この商品の詳細を見る


『ようこそ 水の迷宮へ』

近頃、何もなかったら石持さんの本を読んでいる。
前回のセリヌンティウスの舟に続いて僕が読んだ3冊目。
そっちよりは満足。

水族館が舞台のお話。

かつては廃れていた水族館。
今となっては持ち直している。
ある日、水族館の生物たちが執拗な攻撃にさらされる。
次々襲われる生物たち。
さらに届く脅迫メール。
その日は、片山という水族館のスタッフだった男が死んでちょうど三年目の日だった。
水族館を立て直した際の中心人物だった片山。
深夜の水族館で死んだ片山の死因は、過労による心不全と判断されたのだが…

なかなか面白そうな設定。
実際、舞台は面白く、よく調べられているという印象も受けた。
時々書き込みすぎか?と思ったが、本当に時々だったと思う。

ぎりぎりで生物を殺さない程度の攻撃が続いた中、突然職員が殺される。
しかも、職員しか入れない場所で。
身内による犯行?
先もそこそこ気になる展開。

オチも素晴らしい!というほどではないが、しっかりしている。
ラストも感動!というほどではないが、良いものだった。
…ラストはちょっとくさすぎたかもしれない。
少しだけ不快だったかも(苦笑)

僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
そこそこだったよ。

[水の迷宮]の続きを読む

ランキング


スポンサーサイト

耐震・免震・制震のはなし

2007年01月17日 00:10

耐震・免震・制震のはなし 耐震・免震・制震のはなし
斉藤 大樹 (2005/07)
日刊工業新聞社


この商品の詳細を見る


地震への備えを意識せずに、命を守るにはどうしたらよいでしょう。それは地震に強い建物に住むことに尽きると考えます。人の命を奪うのは、地震ではなく、崩壊した建物がほとんどだからです。


というわけで、久々に軽い小説じゃない奴。
とはいえ、これもけっこう軽い。

日本は地震が多い。あきれるほど。
本当にすごいんだ。
たぶん、阪神大震災を過去のできごとと捉えている多くの方々には、「はいはい、知ってますよ」程度のことなんだろう。

そう、確かにみんな知っている。
でも、だから何だ?

日本の中で地震が発生する確率が高いとされている場所は?
あなたの家屋の耐震性は?

僕らはたぶんその程度のことも知らないで、明日来るかもしれない大型地震の可能性に目をつぶっているんだろう。

ま、固い話はこんなところで。
実際、そんなの抜きにしても、この本は興味深い。
二つくらい面白かった内容を抜き出してみよう。

地震で出る死傷者の人数は、全壊家屋の約10分の1程度。
つまり、10棟の建物が全壊したら1人死者が出る計算。
これは阪神大震災でも同様。

鎌倉の大仏は免震構造。
免震構造というのは、建物に直接地震の振動が伝わらないように、地面の上をスライドさせたりする構造のこと。
この場合、下部の台座と大仏との間にステンレスの板を敷き、地震発生時にはその上を大仏がすべることで、破壊を防ぐ構造をしている。

こんな感じのことがけっこうたくさん書いてある。
読み物として読むのにもそこそこ面白い。
こういったサービス精神は、地震のことをもっとたくさんの人に知ってもらおうという筆者の思いがこめられているからだろう、と勝手に想像したり。

最後の方に数式が出てきて、ダメな人にはダメかもしれないが、その部分も難しくはないと思います。

僕の評価は★★★★☆(星4つ)
けっこう気に入っていますが、星5つにすると少し贔屓しすぎかな、とか思いました。

アマゾンのレビューはなし。
こんな本、普通読まないのかな…
軽くて、その割りに大切なことが書いてあったりして、オススメなんですけど…。
ま、いっか。
[耐震・免震・制震のはなし]の続きを読む

ランキング


ラッシュライフ

2007年01月12日 01:41

ラッシュライフ ラッシュライフ
伊坂 幸太郎 (2005/04)
新潮社


この商品の詳細を見る


ラッシュライフ――豊潤な人生。


人気作家伊坂さんの作品。
僕が読んだ4冊目の本。
とても面白かった。
僕は、もう完璧にこの人のファンだ。

たくさんのお話が絡んで、一つのお話になる、という構成の本書。

性格のいかれた金持ちおやじとそいつに買われた女のお話。
神を解体することにした落書家について。
二流サッカー選手とその不倫相手の殺人計画。
リストラされたおじさんと野良犬。
泥棒とその真面目な同級生。

それらが非同時進行で展開していく。
一つ一つが面白くて。
読み終わって一瞬、こんなに恣意的な時間のずらし方ってずるいのではないか?とか思うかもしれないが、でも、面白かったし。

読んでいる途中で、そのいろんなお話たちが関連していることに気づく。
はじめは何の関係があるのかも分からない個々のお話が、意外なほどぐちゃぐちゃと絡んでくる。
絡んでいることに気がついても、そのお話全てを俯瞰する視点は最後の最後まで与えられない。
その複雑なお話を最後にどうまとめてくれるか。
期待してもいいお話だと思う。

僕の評価は★★★★★(星5つ)

[ラッシュライフ]の続きを読む

ランキング




広告




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。