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土木学会誌

2007年04月30日 20:38

というわけで、土木学会誌を読みました。
面白く、また、マイナーな雰囲気だったので、紹介する価値があるかな?と思ったのですが…。

まず、Amazonで扱っていないことが明らかになりました。
そして、『土木学会誌』でググると土木学会誌のページがヒットするのですが、リンクするのに許可が必要だとか。
しかも、そのページから土木学会誌を買うことはできないような気がします(土木学会のHPで問い合わせる必要があるみたいです)。

テンション急降下ですよ。

まあ、とりあえず、レビューをしておこう。

『土木』という言葉を聞いたら、普通の人は古臭い印象を受けると思います。
少なくとも僕は土木学科に入るまではそう思っていました。
土木学科に入ってしまったのは、ちょっとした間違いみたいなもんです(笑)

ところが実際入ってみると、古臭いどころか最先端なわけです。
まあ、よくよく考えてみれば当然なんですが、僕は少し感動したわけで。
それに前に紹介した『地球の水が危ない』ではないですが、土木の歴史はドラマチックな出来事の連続です。
ネタを探せばいくらでも見つかりますし、本にしようと思えば何冊にでもなるでしょう。

そんな面白い土木の世界を古臭いなんて思っていた自分は愚かだった、というつもりは特にありません。
そう言ってしまうと今が愚かじゃないみたいなので(笑)

まあ、でも、下らない誤解だったな、と。

世界的には理学より工学に人材は集まります。
そして、土木は工学のど真ん中です。
他が面白くないとか新しくないというわけではもちろんないですが、土木が面白く新しいのは、本当は当然のことなんでしょうね。

土木学会誌の5月号の特集は『学会誌デザインの90年』というものでした。
それを読むと、この学会誌もけっこうな模索をしながら進んできているのが分かります。
論文集と学会誌の分離から、学会誌の存在価値の模索していくことで今の形になったとか。
土木のコアな世界と一般とをつなぐ役割りもその模索の一つとして挙げられています。
そういった発展の仕方をいくつか見ていくと、学会誌というフィールドでも土木はけっこうフロンティアだったのかな、と思いました。

…できればウェブ上でもうちょっと動いてくれると、そう言い易かったんですけどね。

5月号では他には、この前の能登半島地震に関する速報が写真入りで易しく書かれていたり、歴史街道構想や、全国高校ものづくりコンテスト、東京都の公園の衰亡、土木デザイン賞などについての記事も載っていて、とても面白いと思います。

表紙や中の写真もきれいなので、もし本屋さんなどで見かけたらパラパラ見てみるのもいいのではないでしょうか?
本屋さんで普通に売られているのかどうかは知りませんが…(苦笑)

というわけで、土木学会誌のレビューでした。



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プリズンホテル 秋

2007年04月29日 15:54

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浅田 次郎

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「用事がすんだらさがってくれたまえ。至急仕上げなければならぬ論文があるのだよ」
――偽大学教授は顔をそむけたまま言った。



プリズンホテルの2冊目。
前回と同様、借りた本ではあるが、面白く読めた。

一作目と同様に性格のいかれた作家を一応の主人公として話が進む。
これまた同様の設定として、プリズンホテルと呼ばれている任侠団体経営のホテルにワケアリの客が「これでもか」というほど集まり、当然のようにいろんなことが起こり、そしてすっきりした雰囲気を残して終わる。

今回のワケアリの客は、性格のいかれた作家とその作家が金で買っている女の娘、大学教授のフリをしているが本当は世間を騒がせている集金強盗、息子が覚せい剤で捕まりホテルに身を隠している大物歌手、身をやつしたアイドルとそのヒモに成り下がったマネージャー、そして間違って宿泊することになった警察官ご一行。

集金強盗は集金強盗で、爆弾を抱えている。
身をやつしたアイドルはマネージャーを殺そうとしている。
警察官の幹事はこの慰安旅行の幹事が最後の仕事だという老刑事で、最後の仕事でのミスを悔やみつつ、集金強盗と遭遇。
性格の破綻した作家は娘の中に過去の自分を投影しつつ、素直になれない。

…書き出そうとしたけど、無理だな。
もっとたくさんの伏線がひしめいていて、最終的にはしっかり回収される。
そういう分かり易さがとてもいいと思う。
そこまで深いお話ではないし、むしろその無駄な深さが取り払われているところが、一番良いところだと思う。

僕の評価は★★★★☆(星4つ)
さすがに毎回5つをつけるわけにもいかないので。

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魔的

2007年04月24日 22:25

魔的魔的
森 博嗣

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みんな離れていく
誰でも、そう
離れていく
まるで、その距離を自慢するみたいに



森さんの詩集。
純粋な詩集はこれだけだとか。
安くて、文字数が少なかったので電車に乗る前に買ってみた。
最後の方には今までの新書の表紙に載っていた詩もちらほら。

森さんの本は言葉が魅力的で、好きだ。
この本も期待していた。
なんてったって詩集なんだから。
今までにいろんなところにちょこちょこ書かれていた詩も好きなものが多かったし。

僕の個人的な好き嫌いで言うと、この本は失敗だった。
単語の選択がわざとらしい。
大した推敲もなく作ったんじゃないか、と思わずにはいられなかった。
この傾向は近頃の他の本でも見られる気がする。

森さんはどこかで「『また○○みたいな本が読みたいです』と言われても、それはもう既に自分でやってしまった手法なんで、何回も似たような本を書くことはない」みたいなことを書いてたけど、近頃のは似たような奴ばっかだという印象。
詩集ではあるけども、この本も似たようなもんだ、というような気がしてならない。

ま、何書いてもそこそこのお金になってしまうんだし、当然と言えば当然なのかもしれないけど、悲しい。

何とかならないかな、この傾向。

僕の評価は★★☆☆☆(星2つ)
中にはいいな、と思うものがあったのも確か(引用のとか)。
でも、本全体に対する印象はけっこう悪い。

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