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シュガータイム

2007年07月19日 22:06

シュガータイムシュガータイム
小川 洋子

中央公論社 1994-04
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ささやかな二つの出来事と一緒に、わたしの食欲はおかしくなってしまったのだった。


小川洋子さんの本。
小川さんの本はこれで3冊目。
感想の持ち方に困る本だった。

少しいびつな女子大生が主人公。
淡々としていて、不自然に普通からはずれているけど、何だかギリギリセーフ、みたいな。
その辺りは、僕としてはとても楽しめた。

その主人公はやさしくて、やっぱりちょっといびつな人たちに囲まれていて、その人たちの影響を少しずつ受ける。
それに淡々と向かい会う様がこの本の読みどころの一つかな、と思う。

…何か、他はあまり書けないな。

とりあえず、まとめると、さらっと読めるのに、思い返してみると、何だか孤独で切ないお話だったな、と思う。
特に最後の場面は、そういった印象をとても強くしてくれる、いい終わり方だった。

僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
こういう本の読み方を知らないだけかもしれないけど、やっぱりすっきりできないというか…

アマゾンのレビューについては続きから


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屋上物語

2007年07月17日 00:50

さらに"男気"の兄ィに向かって凄味のある笑いを浮かべ、彼女はいった。
「兄さん、男気ってのは、マ抜けの勇気って言葉を知っているかね」


屋上物語屋上物語
北森 鴻

祥伝社 2003-06
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北森さんの本。
好きな作家さんの一人。
この本も面白かった。

あるデパートの屋上にあるうどん屋。
そこの名物店主『さくら婆ァ』が主人公。
屋上で様々な事件が起こり、それをさくら婆ァが解決する。
うどん屋に常連としてやってくる興行師の男(ヤ○ザ?)や高校生なんかを使ったりして。

お話は短編の重なりで一つの小説になる、という形式。
北森さんが得意な形式なんだろう。

語り手は屋上にあるモノたち。
たとえば、屋上の稲荷社の使い狐だったり、小型観覧車だったり、屋上そのものだったり。
彼らは事件について自分達が見たこと・知っていることを誰かに伝えたい。
でもそれは無理なことで、ヤキモキしていたりする。
さくら婆ァはまるでそれを読み取ったかのように、事件を解決していく。

屋上から絶望を感じさせる様子で紙飛行機を飛ばした男の子は何を伝えたかったのか?
屋上で首を絞められて死んだ警備員は一体どうして死んだのか?
屋上のベンチに忘れられたPHSが定時に鳴るのはなぜ?
…。

そうした謎たちが微妙につながっていき、そして最後は、さくら婆ァが本当に知りたかったことに答えが出る。

一つ一つのお話が面白く、また最後のオチもそれなりに満足なものだと思いました。

僕の評価は★★★★☆(星4つ)
すっきり読める本だと思います。

アマゾンのレビューのレビューは続きから。

関連記事を短編連作系から
親不孝通りディテクティブ
メイン・ディッシュ
チルドレン
死神の精度
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レキシントンの幽霊

2007年07月08日 12:17

レキシントンの幽霊レキシントンの幽霊
村上 春樹

文藝春秋 1999-10
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でも死んではいなかった。彼は地中に埋められた石みたいに深く眠っていただけだ。


村上春樹さんの本。
たまに読むことがある作家さん。
何だか感想が持ちにくい本を書くよなぁ、と思う。

この本も感想が持ちにくい。
7つの短編からなる本なのだけど、どれもこれもやっぱり村上さんの作品っぽい。
不思議な雰囲気、不思議な表現、不思議な登場人物(?)に不思議な感性。
でも、何となくいつもより分かりやすい本な気もした。
分かりやすいというか、何となく納得して読み終われる感じ。
それでも、何となくしっくりしない感じが残って、結局分かっているのか分かっていないのかは、一生不明なままなんだろう。

『緑色の獣』と『氷男』は訳の分からない登場人物(?)が登場する。いつも通り、こういったものが何を象徴しているのか全く分からない。
それに対し『沈黙』や『七番目の男』なんかは、このお話だけ読めば、昔ながらの小説なんかを思い出したりするくらいベタな気もする。
『トニー滝谷』と『めくらやなぎと、眠る女』はそれの少し新しいバージョンで、『レキシントンの幽霊』はこういった7つの作品のちょうど平均くらいの作品って感じかな、とかそんな風なことを思った。

まあ、何にしろ、最も重要なところを曖昧なままに読み終わってしまった感じ。
その感じはいつも通りだけど。
いつもはっきりしたオチのものを好んで読むから、たまにはこういうのもいいかな、とか思う。
はっきりしたオチの本の方がやっぱり好きだけども(笑)

というわけで、僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
そこそこ楽しめました。

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