いい頃もあった。
怪物になったのは、いつなんだろう?
あたしたちは幸せをいつ失ったんだっけ?気になっていた作家さんの本を読んでみた。
読みだしたら地味に止まらなかった。
大西葵って中学二年生の子が主人公で。
夏休みと冬休みに一人ずつ人を殺した、と独白するところからお話が始まる。
薄い本で、最初から最後まで、何かしらのクライマックスな気がするので、中身にはあんまり触れられないけど、印象を軽く書いておこう。
何か妙にリアルに見えたんですよ。
普段は無駄に明るいふりをしてるけど、何かの拍子にふと考えこんだりして。
そして、その考えが時に深い考察になってしまったり。
でも、怖い結論は避けてみたり。
自分にはどうしようもない親というものに翻弄されて、でも嫌いになれないで。
友達の空気に流されたり、秘密を共有している友達をちょっと怖く思ってみたり。
あからさまにリアルなフリをしているだけなんですが、そういう風に読んでしまったわけです。
普通なら、すっきりしない話はあまり好きになれないんですが…。
この現実味のない話の妙なリアルさが、心に残ってしまった、という感じ。
このお話、けっこう好きだ。
評価は★★★★☆(星4つ)
この記事も樽井さんがレビューを書かれています。
僕のより内容が濃いよう(爆)
気になる方は⇒
こちら関連記事として、僕が雰囲気が似てるかも、と思うものをあげてみます。
水曜の朝、午前三時新釈 走れメロス時をかける少女どこが似てるんだ?と言われそうですが、まあ、僕の独断なわけでして。