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行きずりの街

2007年10月14日 03:35

行きずりの街 (新潮文庫)行きずりの街 (新潮文庫)
志水 辰夫

新潮社 1994-01
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そして五体がたちまち硬直した。反射的な拒否反応。さーっと音をたてて頭に昇ってくるもの。全身がよろめくほどの目眩を感じたのは、まぎれもなく血が沸騰してきたからだ。怒り、屈辱、憎悪、思いのたけすべてを叩き込んだ敵意。


本屋でかなり宣伝されていたような。
昔人気のあった本らしい。
「今の本と比べてみよう」というノリの宣伝がされていた。
僕としては「小説はちゃんと進化しているようだ」という感想を持てた。

昔、ある東京の学校を、スキャンダルで追い出された主人公。
一人の女生徒との恋愛が問題になった。
その後、田舎に戻り塾講師をしていた主人公であったが、その塾での教え子が失踪してしまう。
そして、主人公は昔の職場が近くに教え子を探しに出てくる。

そこで、主人公の前に天敵が現れる。
自分を学校から追い出した張本人。
最悪の出会いをしたその日、主人公は昔の恋人とも出会う。

明らかになっていく教え子と昔の学校との関係。
けっこう危なそうな奴らも現れてくる。
主人公も危険な目にあい、ボロボロになりながら戦う。

主人公は過去を振り切れるのか?
教え子を無事に田舎につれて帰れるのか?
昔の恋人との関係はどうなるのか?

…今一つドキドキできない本だった。
いや、そこそこ面白いんだけども。
90年代では新しかったのかもしれないが、今となっては新しさはないようだ。
読みにくい漢字がわざわざ使われていたり、会話がかみ合っていなかったり、という辺りは90年代とか関係なくダメな点だと思ったりもする。

というわけで、僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
普通の本だろう。
今のベストセラーな小説の方が面白いと思いました。
カバーもタイトルもセンスが感じられないですしね。

アマゾンのレビューの話は続きから。
アマゾンの評価はこんな感じ。
24個のレビューで3.5の評価。
やっぱり普通な評価だ。
ハードカバーバージョンの方はチェックしてないけれど。

感じとしては、都合のよすぎる展開にうんざりした派と、純粋にハードボイルドとして楽しめた派の二つが占めている様子。
もちろん、幸せなのは後者だろう。
が、若干少数派のようだ。

よくあった意見として、前半はうんざりするほどダラダラしていて、後半は幾分マシになるというものがあった。
読むなら、前半でギブアップするのは損かもしれない。

また、評判が良かったため、期待しすぎたという意見もかなりの量があった様子。
確かに、「このミステリーがすごい1位」みたいなあおりがかなり目についた。
そこまで評判のよくな本をいろんな人に買わせたという点で、出版社の勝ちなのかもしれない。



久しぶりの更新はこんなところ。
今月はかなり忙しく、この更新にもあまり時間をかけられない、という感じ。
手抜きですみません。


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