そういう下らないすれ違いは、人間の得意とするところじゃないか伊坂さんの本。
死神を語り手としてさまざまな死を語る、短編集。
ちょっといつものと雰囲気が違ったので、ビクビクしながら買ったけど、結局大当たりだった。
語り手は死神"千葉"
バランスを取るためにある一定数の人は死ななければならないらしい。
千葉たち死神の仕事は、候補にあがった人に接触して、『可』か『不可』かを判定することだという。
死神の持ち時間は1週間。
その間に彼らは判定を行い、可の判定を出された人は死神が接触をはじめてから8日目に死ぬことになる。
そして、人の死が平等だと知っている彼らは、ほとんどの場合、接触した人に可を出すんだとか。
それぞれの短編では、死ぬ予定の人の最後の1週間について語られる。
いろんな人が死ぬ。
いろんな設定で。
多くの場合、僕らが死んで欲しくないと感じるような人の死について語られる。
そして、時には死神の判断で知らないうちに死を免れていたり。
何か、伊坂さんの書きたいものが見えた気がした。
気のせいかな?
最後の短編『死神対老女』
タイトルは何かセンスを感じられなかったけど、お得な一編だった。
どっちかが圧勝するんだけど…。
それにしても面白いお話でした。
僕の評価は★★★★★(星5つ)
アマゾンのレビューは激しいことになっていると思われるため、今日は続きを省略。