要件はあしたの朝、聞けばいい。バッドニュースならなおさらだ。そう思いながら、私は堅く目を瞑った。ちょっと古い本。
桐野さんの本を読みたいな、と思っていたので、2冊に分かれていない本を選んでみた。
最近(?)の有名な奴は2冊買わないといけないようで、ちょっとヒヨってみたり。
手に取ってみて、こんなに昔から本を書いてた人だったんだと、はじめて知りました。
携帯電話がない時代の太古のお話(笑)
古いんだけど、それなりに楽しめる本でした。
今回は、冒頭のある部分を引用してみた。
電話に出なかったことを何度も後悔する主人公の村野ミロ。
次の日に、知らされた事実がミロの人生を大きく変える。
朝、目の前に突然現れた成瀬という男は、友人の耀子の恋人だ。
耀子が成瀬のお金を持って失踪したという。
ヤクザが絡んでいる危ないお金。
成瀬は、耀子の最後の電話の相手だったミロの元に、手がかりを探しに来たんだとか。
ミロも、耀子を手助けをしたんじゃないかと疑われ、その疑いを晴らすために、半ば強引に事件に巻き込まれていくことになる。
調査を進める過程で、耀子が隠していた面が明らかになっていく。
お金に困りながらも贅沢な暮しを続けていたり、危ない仕事に手をつけていたり。
耀子の周辺の人もすべからく怪しい。
少しずつ真相に近づいて…
失踪した耀子はどこに?
お金はどうなった?
どんでん返しが凄い、とかそういうのではないようだ。
淡々とした、でも、何となく深い描写が全く飽きさせない。
淡白なのにコクがあり、それでいてしつこくない料理。
そんな感じ。
本を味の量で判断する人なら、それなりに楽しめる内容ではないかな、と思う。
人物描写はちょっと激しい。
きっとここが面白い、という人もいるに違いない。
実際、桐野さんの人物の切り取り方が好きな人は多いだろうと思う。
僕も嫌いじゃないけど、判断は保留。
近頃の本を読まないで決めてしまうのは、ちょっと厳しい。
最近の本を読んで、少し感じる古さが取れていたら、きっとこれからも長らく楽しめるだろう。
期待大。
僕の評価は、悩みどころだけど、★★★☆☆(星3つ)
良い評価はこれからの本にとっておこう。
この事件がきっかけとなり、シリーズの次の作品から、ミロは探偵を始める。
実は、その2作目の方が面白く感じた。
人物の設定なんかが、さらにリアルになっている気がするんですが、どうだろう?
参考記事として、ハードボイルドな雰囲気のお話を…
犯人に告ぐハサミ男仮面山荘殺人事件グラスホッパー扉は閉ざされたまま
amazonのレビュー
はこんな感じ。
レビュー29個で、星が3個くらい。
あんまり評価は高くないっぽいね。
何かの賞を取っているとかで、レビューしたがりやさん、批判したがりやさんが多い。
だけど、評価の平均値としては予想通りなのだから、それなりにバランスのとれた、参考になるものなのかも。
中身はちょっと見てみると…
すべてのことが今ひとつ踏み込みが甘いという感じはぬぐえない
ああ、これ、ちょっと感じたかも。
自分で言葉にできなかったのは痛いな。
物語の展開が都合良すぎることと、主人公と成瀬との恋愛感情も違和~~感を感じます。なぜ、あの状況で恋愛感情がわくのでしょうか?わかりません。
「違和」と「感」の間のあれは何なのだろう?(笑)
こういうレビューを書く人は、まあ、感情移入が激しいのだろうけど、あなたが分からなかったからって、何も思わないぜ?と人が思うようなことを書くのは、本人にとって損だと思うのだけど。
日本語のレベルの問題で、こういうのを読むたびに、自分の日本語能力に焦りを覚える。
早く程度の低さから抜け出したいものだ。
…と、何を書いているのか自分でも分からなくなってきたところで、お開きにしますかね。