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フランケンシュタイン

2008年07月13日 20:28

信じてくれ、フランケンシュタイン、おれは善良だった。魂は愛と慈愛に燃えていた。だがおれはひとり、みじめなくらいひとりぼっちじゃないか?


フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))フランケンシュタイン (創元推理文庫 (532‐1))
森下 弓子

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ちょっと縁があって、読みました。
薦めていただきまして。
乱雑な本棚の山形県さんのお気に入りだそうです。
古いSFみたいなテーマに、ホラーというジャンル(?)なんで、普通なら絶対に手に取らないのですが。
でも、これが面白くて。
ありがとうございました。

語り手は北の方の海で、一人の男を拾う。
そして、その男(フランケンシュタイン)と彼が作った怪物についての話を聞くわけです。

この本の中では、3人の語り手が自分の出来事について話をする。
全体の語り手とフランケンシュタインと怪物。
フランケンシュタインと怪物の部分がもうやたらめったに迫力があって、先が気になってしょうがない。
先はたぶん予想通りなんだけど、何て書いてあるかが読みたくて。
切実さがモチベーションをグッとあげてくれるような感じ。
続きを読みたくなる度合いってのは、個人的には、けっこう本の魅力を決める指標の一つなんだけど、この本はその点ではけっこうなものでした。

特に怪物がかわいそうで。
チープな感想だけど。
行動は、健気で、どこかかわいかったりすらして、頭の良い喋り方をする。
でも、不思議なくらい全ての人が、はじめから最後まで彼の敵で。
分かろうと努力すらされないってのがかわいそうな気にさせるのかな…。

解説を読んで、ちょっと面白いな、と思ったのも珍しいかも。
ああ、そんな風に読むと面白かったのか、とか思えたりして。
まだまだ読みのレベルが浅いことも分かって、プラスになりました。

予想よりずっとずっと作りこまれているという感想なのに、それでも、まだ完成度が低いお話なんだって。
人はどういうのを称して、完成度が高いと言うんだろう?
ちょっと気になってしょうがない。

評価は★★★★★(星5つ)
古典って、やっぱり当たるもんだな…。

本の山の関連しそうな記事
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海外のSF小説。ちょっと古くて、お話が面白かった。
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雰囲気が近い気が。
トーマの心臓

アマゾンでの評価はこんな感じ。
4件のレビューに星が4個。

なんか分かるような分からないような雰囲気と、面白かったんだろうっていう雰囲気は共通。

感じのいいレビューたちな気がするので、気になるなら読んでみても悪くないのかもしれないですね。
少なくとも、僕のダラダラしたのを読むよりは、雰囲気がつかみやすいと思います。

本を読んで、レビューを見てみて、興味を持てるような人は楽しめるのかな、とそんなことを思いました。
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コメント

  1. 山形県 | URL | idSxwv0o

    こんにちは(´ー`)。自分の勧めた本を面白いと言ってもらえると嬉しいものですね。
    何だか触発されて、自ブログ内から昔書いて下書きのまま放置していたものを発掘したので載せてみました。私は書くだけ書いて載せない事が多いようです。

    完成度が低い、というお話は、もしかして私でしょうか?(笑)私の自意識過剰ならいいんですけど……。なんにせよ、私の言う事はすべて適当なので真に受けてはいけません。考えるだけ無駄です。
    あえて言うなら、船乗りの男の話にいまいちパンチがありませんでしたね、クリーチャーとフランケンシュタインの話が衝撃的な分、冒頭で気落ちしてしまうのは実に勿体無いです。

    古典って、何百年も生き残ってきたやつらですから、やっぱり全部凄いんですよ。
    ”ずっと作りこんでいる”位では並なんですね。その中でも最も技術レベルが卓越しているものが「古典の中の古典」となるのです。熾烈な戦いです。本当に。
    というより、ここまでハイレベルになってくると、”完成度”云々についても、相対的なものたよらざるをえなくなってくるんですね。
    昔書かれた話といっても、中々に奇抜で幻想的な話ってのも多いです。
    私は人に本を読め読めって言うのは好きではないんですが、よく本は読むのに古典は何か嫌っていうのは、とても勿体無いと思いますね。古典というだけで毛嫌いされるなんて……OTL

  2. MaThy | URL | OARS9n6I

    こんばんは。
    ブログの方も読ませていただきました。

    完成度が低いというのは、本の解説からです。
    冒頭で気落ちする…かもしれませんね。
    僕はこれくらいのバランスでも全然問題ないですが。

    古典…。
    そう聞くと、あんまり読んでないのが残念ですね。
    山形県さんは良い営業の人になれそうですね(笑)

    読んだら大体楽しめるんですが、こんだけ大量にあって、僕の異常な読むペースの遅さを考えると、何を手に取っていいか迷うわけです。
    古典とは言え、僕には新人さんなわけで、それなりに間違いがない作家さんと比べると手に取るモチベーションが落ちる。
    いつも、本が早く読める人が羨ましくてしょうがないです。
    後、お金がある人(笑)

    僕は「古典はなんか嫌」ってのもそうですが、「何か嫌」って程度の好き嫌いをゴリゴリ押してくる人に対しては、「あなたのことが凄く明確な理由で嫌」ってなります。
    …あ、いや、その瞬間だけですよ?

    何より、とにもかくにも、ありがとうございました。
    すすめてもらった本は面白いは、解説と感想までつけてくれるは、至れりつくせりですね。
    良い営業の人に(以下略)

    また、「ほれ、読んでみろ。ほれほれ」って本がありましたら、すすめてください。

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