スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

カクレカラクリ

2008年08月15日 10:31

「たとえばの話だけれど、百二十年に一度だけ、実をつける樹があって、その実が落ちたら、スイッチが入るとか……」
「無理だよ、そんなのぉ」


カクレカラクリ (講談社ノベルス モF- 42)カクレカラクリ (講談社ノベルス モF- 42)
森 博嗣

講談社 2008-07-08
売り上げランキング : 25342

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


このブログで比較的よく見かける森博嗣さんの本です。
アマゾンを見たところ「コカ・コーラ」の記念企画?とか書いてあった。
ドラマ化されてたのか…
全然知らなかったけど、まあいいや。

近頃、質が落ちてんじゃないかとか言いながら、やっぱり森さんの本を買っているわけです。
本当に惰性だけで生きている自分に愛想がつき…
でも、この本に関しては近頃買った森っちブックでは面白かった方なので、今回は僕の退廃的な生き方も見逃してあげようかなと思っている。

古びたものが好きな二人組みがおりまして。
廃墟なんかをめぐるわけです。
そんな彼らが偶然訪れたといいますか、ちょっと強引に押しかけたのが鈴鳴という田舎な雰囲気に満ちた村。
その村には『隠れ絡繰り』の言い伝えが。
言い伝えでは、たまたま彼らが訪れた年、120年の眠りから覚めて絡繰りが動き出すのだそうです。
天才絡繰り職人が120年前に仕掛けた絡繰り。
存在すら不確かなものだけど、「一緒に、お宝とか出てくんじゃね?」みたいなことを信じている人もいたりして。

待ってたら出てくるかもしれないけど、120年も経ってたんじゃ壊れてるかもしれない。
そんなわけで、隠れ絡繰りを探すことになる。
隠れ絡繰りは存在するのか、あるならどこで眠っているのか。
平和なミステリーですな。

やっぱり謎の部分は手抜きなんですよ。
「暗号」ってジャンルじゃないかと思うんですが。
下らない。
「頭の体操」で同じものを見たことがある。
あの5分1問の世界の問題。
あれはあれで魅力的だと思うんですが、酷いなと思うのは、それを何一つひねらずに使ったところ。
しかも、300ページくらいの本の中に解かれるべき謎はそれ一つだけなのです。
2ページの問題ががその他の要素があるとは言え、300ページ。

うん、マシとは言え、やっぱり酷い本かも。

ただ、今回のはお話がちょっと面白かったかな。
近頃の「森さんはわざと読者を白けさせようとしてんじゃないか」とか「こんなん買う奴、アホちゃうか?とか思いながら書いてるのでは」とか思ってしまうような本とは若干違った様子。
少しは配慮が見られるというか、やっつけ感を隠してあるというか。
それに、若さとか青春とかを前面に出しているのだとすると、謎の単純さも分からなくもない。
こんなちっぽけな謎に必死に取り組む様子が書きたかったという評価もできるから。
そして、それはそんなに悪くない。
「コカ・コーラ」の記念企画のお陰かもしれない。

僕の評価は★★★☆☆(星3つ)

カクレカラクリ―An Automaton in Long Sleep
新書の方にはレビューがなかったので、ハードの方を参照。
こっちにはちゃんと英語のタイトルもある。

9個のレビューで星は3.5個というところ。
よくもなく悪くもなく。

読み終わった後の余韻が良いとの評価が。
まあ、そうかもしれない。

余韻。コークを飲みたくなる


というタイトルの酩酊っぷりには若干恥ずかしさを覚えた。
このレビューは気持ち悪かった。

後は、ドラマよりは良いものだった、という意見が目についたかも。
ドラマを見てないけど、それは何か想像できる(笑)
適当に見映えのいい役者。
興ざめなほど必死になる登場人物。
何か時間に追われている感じ。
盛り上がり切れないオチ。

でも、ちょっと見たかったかも(笑)
スポンサーサイト



広告


コメント

  1. 樽井 | URL | -

    未読です

     こんにちは。
     この本、気になりながらもまだ未読です。ドラマがいまいちだという話は聞いたことがあったのですが、ワンアイデアでそれもちょっとしょぼいと聞くとためらいますねぇ。
     

  2. MaThy | URL | OARS9n6I

    樽井さん
    こんにちは。

    この本ギリシャ文字なんかのシリーズより、悪くないですよ?
    そちらを楽しまれている樽井さんなら、僕なんかより楽しめる要素満点じゃないでしょうか?
    何度考えても、謎解きが本質ではなさそうなので、ストーリーを楽しめば勝ち組な気がします。

    …と、あまり強くすすめてやっぱり受け入れられない場合が怖いですが(苦笑)

    どちらにしろ、僕の記事やコメントなんかで、ためらったり勢いづいたりしないで下さると助かります(笑)

  3. 樽井 | URL | -

    読みました

     こんばんは。
     それならば、ということで購入。即読みました^^
     確かに、謎自体はあまりにイージーで、出てきた瞬間に一発で読み解けてしまうものでしたね。だから、それよりは登場人物たちの考え方や、なぜそうしてきたのかとかのほうがメインでしたね。けっこう楽しく読みました。読まないよりは、読んでよかったです。
     他の森作品よりも出来た人間が多かったような気もしますし、森作品のいつもとは違う一面を見たような気がしました。
     

  4. MaThy | URL | OARS9n6I

    樽井さん

    読まれましたか。
    そして、ちょっと一安心です(笑)

    >他の森作品よりも出来た人間が多かった

    そうかもしれません。
    許容できる範囲で一生懸命でしたよね(笑)
    とにかく、次作に期待、ですね。

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://honnnoyama.blog66.fc2.com/tb.php/135-da62b5bd
この記事へのトラックバック



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。