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依存

2008年12月31日 23:58

やれやれ、だ。よくいるいる、そいういう、自分の非常識を社会的正義と混同するひとって。どっちが変質者なんだか判りゃしない。

依存 (幻冬舎文庫)依存 (幻冬舎文庫)
西澤 保彦

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ある大学生グループに関するシリーズ。
酒を飲みながら語られる不思議な話に、主人公たちがロジックと妄想だけでオチをつけていく、そんなシリーズだ。
得られたインプットから、矛盾のないオチを捻出していく。
それはどれだけ突飛でも構わない、というか突飛であればあるほど楽しい。
鮮やかなオチを見せてくれる、僕のお気に入りのシリーズ。

今回はその主役の位置にいる匠千暁の過去について。
そのお話に現在進行しているお話が絡ませてある。

匠たちのグループが白井教授という先生の家に招かれる。
白井教授の新しい奥さんとして現れるのが、匠の産みの母親だという。
絶望のどん底に突き落とされたように見える匠から、少しずつ語られる過去。
匠は「双子の兄を母親に殺された」と言う。
少しずつ語られていく、ドロドロと込み合った事情。

その過去の話とかわりばんこに、今メンバーに起きている問題、過去の疑問が語られていく。
マンションのオートロックの扉に挟まれている小石の話から、
ケイコという名前の子が誘拐され、無傷のままお土産を持たされて帰ってくる話から、
想像が妄想と呼べるようなレベルで展開され、なぜかそれなりに満足のいくオチが作られる。
しかも、それがまたいろんな話に複雑に絡んでいて。

テーマはタイトルの通り『依存』
それぞれのキャラクターが、自分の中に育てた「拠り所」
それを守るために、周りを偽り、自分を偽り。
自分を偽るために、無理やり作り上げていく妄想がリアルだ。
そして、自分自身が、それに絡め取られていく。
もう、自分ではほどけない。

お話一つ一つは弱いお話。
でも、それが重なって、少しずつ満足が得られていく。
最終的には「ふぅ、西澤さんの本読んだぜぇ」って感じで終われる。
…うん、ファンのための本ですな。

そんな西澤ファンの僕の評価は★★★★☆(星4つ)
決して、西澤さんの本に手を出したことない人が読むべき本ではないと思う。

関連記事
本の山。七回死んだ男
西澤さんの名作といえば、これ。
本当はこのシリーズを薦めたいけど、記事を書いてない僕の怠惰が問題orz
アマゾンのレビューはこんな感じ。

満点はつけにくい、という感じかな?
一つ一つのネタが弱いので、やっぱりキレが弱いという意見がある様子。

少なくとも西澤さんの本を読む際、初めての本としては適切でない、というか、失敗だろう。
ま、ファンのための本なんで(笑)
ちょっと共感したレビューの引用を。

かならず、前作『スコッチ・ゲーム』から順番に読まなければならない。そうしないとストーリーがまったく分からない危険がある。


取りあえず言えるのは、シリーズのファンなら読むべき、そうでない人は手を出さない方が無難ということだけだ。


このシリーズを読んでいる読者にはかなり大きな動きの有る作品だが、そうではない読者には少々冗長かもしれない。



さて、2008年の最後なんで、凄く駆け足で一つ、僕のブログらしい作家さんの記事を書いてみた。
完成度が低すぎるので、後ほど少し手を入れるが、まあ、この完成度の低さが僕らしい、とも思います。(1月2日若干手入れ)
グダグダバイバイ、ということで。
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