カラスの親指 by rule of CROW’s thumb

2009年01月08日 08:00

「そうか、サギは飛ぶか……」

カラスの親指 by rule of CROW’s thumbカラスの親指 by rule of CROW’s thumb
道尾 秀介

講談社 2008-07-23
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詐欺を生業として生きている、タケとテツ。
それぞれ、複雑でやりきれない過去を抱えている。
そんな二人が、スリで生計を立てている女の子を拾った。
女の子(まひろ)の母親を死に追いやり、結果的に彼女がスリになる原因を作ったのは、他ならぬタケであった。
まひろの連れも含めた共同生活が始まる。

そして、過去が生活に影を落とし始める。
タケとまひろ達に因縁のある闇金業者に見つかってしまった。
詐欺にスリ、そんな壊れた生活をしながら、何とか自分達をつないできた彼らも、もう逃げるのは限界だと気づく。
過去と訣別するため戦うことに決めた彼らの、唯一の武器は、詐欺。
偽物を本物に見せかけて一本取る。
狙うは、金。

ワクワクドキドキの展開、とまでは言えない。
それなりにヒヤヒヤさせる場面もあるけれど、どちらかと言うと展開は、ノロい。
オチはある。
でも、伏線が張り巡らされていて、それが一気に回収される、といった痛快さはない。
ただ、最後に仕掛けが発動して、今まで見てきたものが一転する。
変わった先の風景がちょっと小気味良い。
「カラスの親指」が印象に残る意味を残す。

僕の評価は★★★★☆

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本の山 。 ハサミ男
だまされて清々しく、ドキドキの展開も楽しめる。
アマゾンのレビューはこんな感じ。
レビュー数はそこまで多くないが、星は4個となかなか。

基本的に、ちょっとネタばれ感があるので、興味のある方は読まない方がいいかも?
いや、そんなに激しくはないんだけども。

今回は、あんまり評価が高くないレビューに納得できる意見が多かったです。
「それやっちゃったらなんでもあり」

「えっ」となるのではなく、「ふーんそうだったのか」といった感じ

実はそんなに大きくない一発ネタで、それを一冊の本にしてしまったのはちょっとやり過ぎなのかもしれません。
短編だったら、きっともっとたくさんの人がすっきりできる作品になったのではないかと…
…評価の高い人は、長編に十分足るお話だ、という意見っぽいので、あんまり信用できた意見ではないですが(苦笑)

…と、まだ去年読んだ本の書評をこなしている僕です。
まだ今年、一冊しか読み終わってないし…
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