スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

新世界より

2009年09月22日 22:56

そして、能力者側の反攻で形勢は逆転し、地球上のすべての政府は事実上瓦解しました。ここにおいて、現在の史書には載っていない文明、すなわち先史文明は完全にリセットされました。

新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)新世界より (講談社ノベルス キJ-) (講談社ノベルズ)

講談社 2009-08-07
売り上げランキング : 4123
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


読む速度が極めて遅いので、睡眠時間を削った量が間接的に本の面白さを評価する指標になります。寝ないといけない時間になっても区切りがつかず、先が気になって…。そして、950ページ…(苦笑)
読むのにかけた2週間のうち、数日はほぼ徹夜に近い状態でした。その意味でもこの本は良い評価。

呪力が当然のものとして全ての人に備わっている未来の話。呪力とは念動力のこと。無尽蔵のエネルギーをすべての人が持っている世界で、ルールからはみ出しがちな子供たちのお話。教育・倫理という言葉が強調されている世界で、それに少し逆らうと見えてくる世界の歪さ。

道を少し逸れた瞬間あふれている死の恐怖に、さらに不信感は募り、最終的には取り返しのつかない事態が…

次々に起こるイベントに先が気になる作り方。細部まで作りこまれているので、こんだけ長いのにあまりダラダラしているような気はしない。読後に振り返ってみて、何にあんなにページを割いたんだろう?と思うような『薄さ』が、ある意味娯楽小説としては良いのだと思う。

だけど、貴志さんの文章は、触れているだけで気持ちいいというような文章ではないので、やっぱり短ければ短いに越したことはなかったな、と思う。正直、新しいもの読んだって気分もない。想像力豊かだな、とは感じるが、想像力が向かっている先は、あくまで細部で、お話の筋自体がズバ抜けている訳ではないと思う。不必要な部分もあっただろう。

逆に、最も重要な呪力のルール、それに付随する世界のルールに関する作りが不十分に感じて、読書の気分が阻害されたこともあった。細部の重みに対して、お話自体が十分しっかりしているかは疑問も残る。

読んでる最中は面白かったのに、読後に思い出してみると、不満も多かったみたい。やっぱり、僕にとって長過ぎたんだろう。
評価は★★★★☆(星4つ)
何にしろ、貴志さんの本で短いのがあったら読んでみようかと思います。
アマゾンのレビューはこんな感じ。
ハードの上巻、下巻にはもっとたくさんのレビューがあったりして、読むのが面倒。

でも、基本的に評価は良さそう。レビューの内容は発散気味。長いお話のため、意見をまとめる難易度が高いのかも、と予想(笑)

個人的には、良い評価の人たちの方がレビューは読み良いと思う。評価が悪い人は、好みの問題であるものと、下のようによく分からないのが目につきました。

個人用電子計算機(パソコン)による文書作成(ワープロ)が発達普及し世界的情報網(インターネット)などを利用した広大な情報量が執筆に利用できるようになると(以下略)


たまにお話ができない人がいるけど、たぶんこの人も、それだ。

たまに、グロという表現があるが、確かに少し残酷な部分はあるかと思う。そういうのが苦手な人は手に取らない方が良いかも。
僕もそんなに得意ではないので辛い部分もあったような。
スポンサーサイト



広告


コメント

  1. さーにん | URL | -

    Re: 新世界より

    おひさしぶりです!

    貴志さんの作品で「新世界より」だけ
    なぜか唯一読んだ私です。
    なので、他の作品と比べられないのですが、
    私にとっては新鮮で面白い小説でした。

    昨年5月のまとめで
    ちらっと感想を書いていたのを思い出したので
    そのまま引用しますと・・・

    >この人の本もはじめてでした。貴志 祐介さん。すごいですね。>面白かったです。
    >本の最後にあった著者略歴を読んだところ、これまで発表され>た作品のうち3作が映画化されているとあり、深く頷いちゃい>ました。「新世界より」も、映像にしたらさぞかし面白いだろ>うと思われます。
    >なんというか、「デイアフタートゥモロー」と、ウルトラマン>系特撮と、「魔界転生」をあわせて割ったような感じになるの>ではないかと。

    きっと、特撮映画っぽい雰囲気を感じ、それが小説で体現されていたところが新鮮だったのかな。と思います。
    特撮映画の特徴・・・ビジュアル的に派手、壮大なストーリー、荒唐無稽な世界観、でもよーく考えるとわりと単純なお話、、みたいな?

    どのくらいの分量の本かわからないのですが、
    機会があったら「黒い家」を
    いずれ読んでみたいと思っています(*^^*)

  2. MaThy | URL | -

    Re: Re: 新世界より

    さーにんさん

    お久しぶりです。
    もうさーにんさんの文章は見れないのではないかと、半分本気で思ってました(笑)
    いやぁ、めでたい。…とかいいながら、遅い返事で申し訳ありません。

    僕も貴志さんの作品は初めてでした。なかなか良い出会いと言いますか、読み物に空きができたら、また手に取ろうかと考えています。

    確かに映像向きなのかもしれませんね。世界や変な生物の詳細は絵になっていれば、あれほどの分量にならないんでしょうね。一気に引き締まる気がします。

    大きなストーリーの中に、イベントが起こりそうな雰囲気→イベント→次の雰囲気→次のイベント…、みたいなベタな流れもあって、これも映画っぽい(特にホラーとかサスペンスとか?)ですよね。
    説得力のある映像なら、荒唐無稽さも良い材料に見えますし…

    後はグロい部分が落ち着いてくれたら、僕も見に行けます(笑)

    「黒い家」が面白いって評判なんですね?次に機会があれば、僕もそれに便乗させて頂きます。
    あ、隅っこで小さくなってますので、お気になさらずに…

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://honnnoyama.blog66.fc2.com/tb.php/172-e2aa0e76
この記事へのトラックバック



上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。