漱石と倫敦ミイラ殺人事件

2006年06月14日 18:12

漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件 漱石と倫敦(ロンドン)ミイラ殺人事件
島田 荘司 (1987/10)
集英社

この商品の詳細を見る



ただ、今もはっきり憶えているのは、何事か叫び終わった後、ホームズさんが大声で笑ったらしく見えたことである。


夏目漱石がロンドンの留学時代にシャーロック・ホームズと出会っていたら・・・というお話である。

基本的に、同じことに対して、漱石による記述と、ワトスンによる記述が交互に現れながらお話が進んでいく。
はじめの方は、漱石側の話ではホームズは精神をわずらっておりめちゃくちゃに書かれている。
それに対して、ワトスンの方の記述はいつも通り、ホームズの活躍を書いている。

その差が何とも絶妙だったと思う。

しかも、漱石の記述もワトスンの記述も本物の記述に似せて書かれていて、文章を読むだけでもなかなか面白い。

島田荘司は器用な人だな、って思った。プロの作家なら当然なのかもしれないけれど。

内容もシャーロック・ホームズのお話の中に出てきそうなものが使われている。それはそれでなかなか面白かった。

僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
普通に面白かった、ってことで。


アマゾンのレビュー
はこんな感じ。
あ、うん、あの本ね。けっこう面白いんじゃない?って感じの評価だと思う。
軽いので、暇つぶしには最適かも。

FC2 Blog Ranking
↑更新が途絶えてから上がりだした、変なランキングにもご協力下さい。
スポンサーサイト


広告


コメント

  1. sktksh | URL | -

    この小説を

    読んだのが随分昔なので記憶があやふやですが,島田壮司にしてはシャープだなと思った読後感があります。いつも仕掛けばかり大仰で文章とか構成とか無理がある人ですから・・・。

  2. MaThy | URL | -

    そうかもしれませんね。他のに比べると、少し分かり易い作りでしたね。

    島田壮司はどっちかと言うと、大仰でゴテゴテしたのが得意なんでしょうね。
    まあ、売れている(?)のでそれがいいんでしょう。

    これはふと初心に帰りたくなった、とかでしょうかね?

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://honnnoyama.blog66.fc2.com/tb.php/28-8a8652a0
この記事へのトラックバック