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バイバイ、エンジェル

2007年03月02日 02:51

バイバイ、エンジェル バイバイ、エンジェル
笠井 潔 (1995/05)
東京創元社
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この世界では天使だからこそ地獄に堕ちることになる。


表紙の画像がない…(泣)

少し前に書いたこの本の中でレビューされていた本。
面白そうだな、と長いこと思っていた。
そして、とうとう購入。
そんな自分を焦らすような真似をした理由は特にない。
他に読む本があったんだろうね。

この本は、日本人が書いた本だけど、まるで海外の翻訳本みたい。
大体、出てくる人物が探偵一人を除いてみんな外人。
名前が覚えにくいんだ、これが。
さらに、人物関係もゴチャゴチャしている。
だけど、面白さも海外からわざわざ翻訳されて入ってくるミステリーくらい価値があるんじゃないかな。
けっこう、のめり込めた。

お話はナディアという女性の一人称で進む。
探偵は矢吹駆。
その二人がある事件で推理合戦をすることになる。
何てベタな展開。

あるお金持ちの家の性格が悪い女主人が殺された、という事件。
女主人は殺された後に首を切られ、その首は事件現場から発見されなかった。
さらに、死体の周りにはたくさんの不可解な点が…
何てベタな事件(ミステリーの中では、という意味)

事件はその後もさらなる展開を見せ、次々に登場人物が死んでいく。
あまりにも死にすぎるから、結末の前には生き残っている人が少なくて、犯人だけなら簡単に当てられる、なんてことも(笑)

ベタな展開で、ある種見飽きたような謎の構成であるが、それでも面白かった。
お話の作りこみの度合いも凄かったが、やっぱり最も魅力を感じたのはその文章。
僕はきれいな文章が好きだ。
装飾的でパッと見た感じではゴテゴテして見える文章であるが、物語の雰囲気に合わせるように限界まで気をつかわれていると思う。
内容と文体の両方が、作者の中に初めからそろっていたんだろう。
良いお話でした。

僕の評価は★★★★☆(星4つ)
けっこうな満足です。

アマゾンでの評価はこんな感じ。

そこそこの評価ではある。
でも、予想通りではあるが、なかなか好き嫌いが分かれる。

今回のレビューは読んでいて面白かった。
批判する側の批判部分にも何となく思い当たったり。
ただ、本を読む前にこれらのレビューを読むとすると、若干ネタがばらされすぎている気もする。

この本の批判側の言う通り、筆者の思想が強く出ている気がする。内容に面白みを感じれない人にとっては、ただただそこが鼻につくのかもしれない。
「やり過ぎだ」と感じない人の方が少数派かもしれない、とは思う。
だけど、やっぱりこの本が面白かったという側の人の言う通り、僕はこの本のいろんなところの完成度が高いと思うのです。

このシリーズの2作目も読んでみる予定。

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