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つっこみ力

2007年03月22日 03:53

人は正しさだけでは興味を持ってくれません。人はその正しさをおもしろいと感じたときにのみ、反応してくれるのです。

つっこみ力 ちくま新書 645
つっこみ力 ちくま新書 645パオロ・マッツァリーノ

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star本性を現したな!こんちくしょーめ!
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『○○力』というタイトルの本を読もう、という企画の第二弾。えらくゆっくり進む企画に、僕も企画の存在を忘れがちだったりするけども。これは、前回読んだ質問力よりは面白かったと思う。
質問力とつっこみ力…。
何か同じことが書いてありそうな雰囲気ですな(実際は違いますが)。どちらかだけ読もうと思っているような人がいるなら、読むなら後者だと思います。

上記の引用。その通りだと思う。それを示すためだろう。この本の文章たちは面白かったと思う。ただ、時々やり過ぎる傾向があって、ネタに走って内容がおろそかになるところがあるのはどうかと思った。また、そういう議論がおざなりな部分は他と比べて面白さも落ちるのも気になった。笑えるものと笑えない(滑った)もの、どっちが多かっただろう?何にしろ、読む人によって差が大きそうな問題だ。

主にこの本では、権威に対するツッコミ、について書かれている。偉い人とか、科学とか、教育とか、データとかの権威に対して、ツッコミ=分かり易さ=愛にユーモアをプラスして向かっていこう、みたいな感じかな。個人的に、分かりにくいことを堂々と言うような偉い(偉そうな)人とか嫌いなので、その辺りに存分にツッコんでくれるのは、読んでいて面白かった。また、たくさんのツッコミ例を示すことで、この本からツッコミ方を学びたいと思った人も、真似ができるようになるかもしれない。ツッコミはパターン化して使えばいいんだから。

最後にページをたくさん使って、データにツッコむということを行っている。失業率と自殺率に相関がある、という理論に対するツッコミである。なぜか、ここでは笑えるユーモアが少ない。必死になって、理論の間違いを暴こうとしている感じで、余裕が微妙にない。また、そういう余裕のなさのためかそのツッコミに使った議論はあまり説得的でないように感じた。面白くなかったから、細かいところに目がいってしまったということかもしれないけど。この本の最後で「面白くないからあんまり説得力なかったよ」という結論になりそうな議論をしてしまったのはどうなんだろう?しかも、つっこみ力自体の結論が最後にしっかりあるように感じられなかったのは、どうしようか…?(笑)

何か不満そうなことも書いてしまったけど、総合的に見れば、そこそこ面白かったです。
僕の評価は★★★★☆(星4つ)
アマゾンでの評価はこんな感じ。
32件で星は四個(2008/2/9 現在)

とりあえず、この人が前に出した2冊の本が良かったらしく、それに比べて微妙、という評価のようだ。
その2冊は読んでみようと思う。
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コメント

  1. ナオー | URL | -

    タイトルが気になっていて
    内容もよくわからないまま
    購入しようかどうか迷っていたので
    解説してくださって助かりました。
    正しく面白く伝えるとはどういうことか
    学んでみたいと思います。

  2. MaThy | URL | OARS9n6I

    コメントありがとうございます。
    こういう時ってものすごく緊張しますよね。
    僕が面白かったと書いた本を誰かが読まれて、面白くなかったという結論になると悲しいですから。
    ナオーさんにとっても面白いものであることを祈っております。

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