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クレオパトラの夢

2007年04月15日 18:08

クレオパトラの夢クレオパトラの夢
恩田 陸

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「『クレオパトラ』って何?」


恩田さんの作品。
借り物だけども。
というより、恩田さんの本はいつも借りて読んでいる、そんな不届きものなわけでして。

神原恵弥(かんばらめぐみ)という人が主人公。
微妙なことに男だ。
そして、さらに微妙なことに、女言葉でしゃべる。
初めの方はややこしかった。

彼はやり手の……何なんだろう?
製薬会社に勤めているとか。
世界中で少し危ない仕事をしながら…きっと何かをしているんだろう。
まあ、読めばイメージは分かる。

『クレオパトラ』をめぐって、様々なことが起こる。
恵弥は初め、クレオパトラを天然痘のワクチンだと思っていた。
それを研究している妹の不倫相手が死ぬ。
事故として処理されているけど…

その後、妹が失踪し、妹の不倫相手の子どもの実の父親で、不倫相手の妻のいとことかが現れて…
女言葉で男女両刀の男が女装したり。
…ややこしいね。
とりあえず、最後には一応すっきりする。

でも、全部インパクトが弱かった。
いくつも伏線があるように見えるのに、弱い弱い解決しかなかったような気がする。
クレオパトラが何なのか?という疑問に対してすら「この程度か…」という印象しかもてなかったり。
「クレオパトラとは何か」ということは、聞いだけで後悔すると書いてあるのに、全く大したことはないと思った。
意味ありげな伏線たちの中には「いや、伏線じゃなかった」というものすらちらほら。

うーん。
恩田さんの本は落差が激しいからねぇ…。
いろいろ読んでみると、恩田さんは話全部を上手く"落とす"のはそこまで得意じゃないんじゃないか?とか思ってしまう。

というわけで、僕の評価は★★★☆☆(星3つ)
普通かな。
けなしまくったみたいになったけど、そこそこ面白いとも思う。

アマゾンでの評価はこんな感じ。
レビューが二つで星4つ。
まあ、参考になるかは疑問。

一つ目(下の方)のレビューは「不完全燃焼だけど…まあ、こんなもんなんだろう」みたいな感じ。理解するのが難しいので、レビューとしての価値には疑問だが、ベスト50レビュワーとからしい。
二つ目のレビューでは、「この人、恩田さんの作品が好きなんだな」ということは分かった。

後、恩田さん自身が自分の作品全体を「オープンエンド」と評価しているらしい。
オチが上手くない、のはそういうやり方のせいとか、そんなことが書いてあった。
だからそれを理解して読むのが適切云々。
僕は恩田さんは相当サービス精神旺盛な人だと思っていたけど、間違いだったんだな、と思った。
まあ、好きなものを書けばいいけど、あまり好きにはなれない考え方だな、と。
よく考えればこの作品に関しては、オープニングすら魅力的な話のフリをしているだけだろう。
プロの仕事なのかどうか疑問が残る。

いや、偉そうだな、僕。
まあ、いい。
ちょっと不快な気分になったのは正直なところ。
…一応、本人がどう言っているか、というのは確認しておこうと思う(苦笑)
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