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フラッタ・リンツ・ライフ

2007年06月14日 22:46

美しい曲線を雲の間に描く。
音もなく。力を抜いて。
翼は水蒸気をぶった切る。でも静かに。
纏いつく凍った塵たちが、ちらちらと輝いて。
きっと瞬間で溶けて、蒸発して、消えていくように。
そう、沢山の命が、最後だけ、ほんの一瞬だけ、
光ってから散っていくみたいだった。


フラッタ・リンツ・ライフフラッタ・リンツ・ライフ
森 博嗣

中央公論新社 2007-05
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森さんの本。
スカイ・クロラからはじまったシリーズの四作目。
このシリーズの完成度は近頃の森さんの本の中ではかなり高いと思う。
この本も面白かった。

架空の世界。
その世界ではビジネスのように戦争が行われている。
そこには、"キルドレ"という年を取らない飛行気乗りたちがいる。
そのうちの一人クリタが今回の主人公。
また、シリーズ全体ではクサナギという、今回のお話でクリタの上司である人物を主人公としている。
天才的なパイロットで、国民的アイドルのクサナギ。
今回も、クリタの視点から見たクサナギが大きなお話を作っている。

キルドレの彼らはいつも空にいたい。
地上に堕ちていたくない。
彼らにとって、地上には空に上がっていけない淀みのようなものしかない。
それらのほとんどは汚い大人たちのせい。

クリタはそんな地上で、クサナギの秘密を知り、そしてその後に起こる事件の中で怪我を負う。
パイロットからはずされてしまったクリタは、空に焦がれながら地味な仕事を繰り返し…。

クサナギは、そしてクリタは、空に戻れるのか?
静かだけれど、印象に強く残るお話だった。

僕の評価は★★★★☆(星4つ)
いや、良かった。

アマゾンのレビューのレビューは続きから。
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アマゾンでの評価はこんな感じ。
レビュー7つで星4.5。
けっこう高め。
ちなみにこれは、レビューが多かったハードの方の評価を参照している。

評価は高いが、レビューの内容は…すごい。
古語の『すごし』って言葉が近い。

森さんの作品のファンの方々なんだろうけど、自分に酔ってらっしゃるのか、なかなか突っ走っていらっしゃる。
7つが7つともそんな感じ。
特に『死を詩で織りなす彼ら』というタイトルのレビューを書いている人は、すごい。
僕からレビューを読み続ける気力を根こそぎ奪っていくところだった。
しかも、新書とハードの両バージョンに全く同じレビューを載せてるし。

ただ、いろんなレビューの中で散々言われている「言葉がいい」という点に関しては僕も賛成。
この本はその言葉を読むだけでも価値があると思う。

また、ハードの方のカバーがキレイだ、という点にも賛成。
しかも、挟まれている栞がキレイらしい。
そっちで集めるべきだったか…。
だが、時既に遅し...orz


…ふぅ。
じゃあ、今日はここまで。

それにしても、他人の文章をつかまえて、酷いことばかり言っている僕は何様なんだ、と思わずにはいられない(苦笑)
とりあえず、反省しよう。
…どうせ、改善されないだろうけど。


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