スポンサーサイト

--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる

2010年03月15日 01:16

科学というものは世界を理解しようという試みだ。そして実際に、世界を理解できる試みのように私には思える。しかし、その科学という試みじたい、世界の中で生じている。つまり、われわれがいきている世界は、世界を理解しようという/理解できる試みを中に含んでいるわけだ。別にそんな世界である必要はなかったのに、なぜかそうなっている。

科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる (NHKブックス)

日本放送出版協会 2005-01
売り上げランキング : 43174
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

哲学はけっこう好きだ。とりわけ科学哲学は、すっきりさせてくれそうな、視野を広げてくれそうな、そんな期待を抱かせてくれる。だから、科学哲学の本を買うことに対して、比較的財布の紐は緩い。

でも、今回はなかなかに辛い読書で。

内容には、ところどころ惹かれるんですよ。著者が擁護したいという科学的実在論という立場も好感が持てる。
「科学はこの世界に起こる現象を理解できる。そして、少しずつ理解してきている」
他の哲学哲学した理論よりは、問題の難しいところに真正面から取り組んでいるように見えるのが良い。

でも…

一言で言うと、集中できない読書だった。関係のない、面白くもない、むしろ恥ずかしい会話形式が、苦痛だった。体調も悪かったかもしれないが、そんなところや、あんなところが気になって、内容が追えない。

そして、すっきりできなかった。もちろん、はじめから書かれているように、難しいところを突いているというのは分かるのだけど、結局、各議論の中で「どうやったら問題から一番上手く逃げれるか」という話になってる気がしてしょうがない。
それなら、科学的実在論の価値は何なんだろう?

ある理論に対する無駄な肩入れが入るせいで、読み物として、バランスを欠いていないか?

モヤモヤして、もう駄目だ。話をまとめられそうにない。ちょっと、上手くまとまっている書評を紹介。

世界を丸ごと理解するために「科学哲学の冒険」: わたしが知らないスゴ本は、きっとあなたが読んでいる
そもそも、この書評を読んで購入した。この本の一番正しい読み方が、書いてあると思う。本の読み方が上手い人が読むと、それだけで本の価値が変わる。

科学哲学の冒険
ちょっと専門的なレベルで著者の議論を評価している。「一部無理がある」という評価であるが、僕にはさっぱり。

Chase Your Dream ! » 科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる
こちらも読書を楽しめた例。文章も楽しめたとのこと。強く主張するが、楽しめた人の方が、正しいと思う。

この読書が失敗したのは、きっと体調と、僕の読み方が下手なせいだ。そして、会話形式は好みの問題だ。
しかし、本を読み、何かを書くのが、ここまで辛かったのは、はじめてかもしれない。
そういう意味で、記憶に残る読書かも。

★★☆☆☆(星2つ)

[科学哲学の冒険―サイエンスの目的と方法をさぐる]の続きを読む

ランキング



新参者

2010年01月03日 08:19

なぜ日本橋にやってきたのかも不明です。この街にとっては謎の新参者というわけだ

新参者新参者

講談社 2009-09-18
売り上げランキング : 207
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools


かなり話題になってましたね。『このミステリーがすごい!2010』でも1位だったようですし。偶然この時期に読んでいたお陰で、2010年の一冊目を何にするか悩まずに済みました。ラッキーです。

講談社の特集ページでは東野さんの短いメッセージなんかも読めるみたいですね。
講談社 BOOK倶楽部:新参者

最後のドミノを倒したときの達成感は、作家として初めて味わうものだった。


東野さんがドミノで例えているように、この本は連作短編になっている。読者は、きれいに倒れていくドミノの一部をところどころアップで見ていくことになる。いろんなところできれいな模様ができて、東野さんが達成感を味わった、気持ちのいい絵柄が浮かび上がる。

加賀恭一郎って刑事の本はシリーズなんですかね?何となく読んだことある気もしますが、有名な主人公のようです。ある女性が被害者の殺人事件を、所轄の刑事という立場で捜査するのですが、一つ一つの着地点は微妙に事件の捜査からズレているように見えます。
それに対して話の中で登場人物から疑問を投げかけられるんですが、それに応えて曰く、

捜査もしていますよ、もちろん。でも、刑事の仕事はそれだけじゃない。事件によって心が傷つけられた人がいるなら、その人だって被害者だ。そういう被害者を救う手だてを探しだすのも、刑事の役目です


丁寧に刑事の役目を果たしていき、もちろん、「皆が幸せに」とは行かないけれど、一番上手くまとまる形で事件が解決する。

ちょっとお話が薄いと思いました。今回は、この形式と人形町の雰囲気を見せたかった、ということだろうけど、「東野さんのお話は重い」という印象だったので意外だった。もちろん、薄い方が好みなので、満足度としてはプラスだけども。
ファンの人は、東野さんのお話に対して、どんな印象を持ってるんだろう?僕が間違ってるのかな…?

僕の東野作品への印象はさておき、上手いお話も、優しいお話も、薄めのお話も好きなので、この本に関してはかなり満足できました。
★★★★★(星5つ)
[新参者]の続きを読む

ランキング



さて明けました

2010年01月03日 01:04

ブログをはじめてから、4回年が明けました。ドンドン更新頻度が落ちていきます。このブログと相互リンクしている方々も、更新が滞り、更新が無くなり、ブログが無くなり…。
なかなか難しいもんなんでしょうね。

僕は細々とでも続けていきたいと思っています。勉強にるから…というのは表向きの理由で、負けず嫌いだから、というのが本当の理由です。

中途半端でやめるのは、嫌だなぁ…。僕の場合、クォリティは能力的に望めない。本を読むのも文章を書くのも、まるでダメ。この点に関しては、おそらくずっと中途半端でしょう。
それなら、続いてる期間だけでも、中途半端じゃなくしてみようかな…。無駄に(笑)

一般的には1年ブログが続けば長い方でしょうか?じゃあ、僕は10年は続けてみようかな。自己満足として。

さて、2010年ですよ。新しい1000年だぁ、なんて言ってたのが10年前で、新しい10年だね、なんて感じで始まる2010年ですよ。皆、区切りとか新しさとかに敏感ですよね。

この10年間、僕は新しさをあまり感じれなかった。それは、生きるのに必死さが足りなかったからなんだろうな、と思います。いろいろあったのに、振り返ると希薄で、そのことに寂しさすら覚える。

ちょっとずつ、一等賞を取るつもりで走っていければいいな、と思う。そして、激しく嬉しかったり、激しく悔しかったり、そんな体験をしてみたい。

小学生みたいですけど、続けることと頑張ることについて考えてみた、2010年の始まりであることよ。


広告




上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。